4438.~自己調整~

4438.~自己調整~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「スイッチオフの日も」(7月7日)

おはようございます。花小金井教室の鹿間です。

中学生3年生のY君、普段はマイペースなところもありますが、試験前の集中力にはとても素晴らしいものがあります。

Y君は、「試験前集中するために、そうじゃないときはスイッチをオフにするのが大事」とよく言っています。

ですが、受験生の今年、4月模試、5月中間テスト、6月英検、模試、期末テスト、7月模試、と試験続きです。

このスケジュールに、

「これじゃ、ずっと試験前だね。いつスイッチオフにすればいいんだろう」とY君。

講師が何と答えればよいのか考えていると、

「オフの日を試験の直後の1日とかに短くして、がんばらなくちゃね」と言いました。

前向きな考えで安心しました。

高校受験本番は来年2月。

それまでスイッチがずっとオフにならないように、逆にオンになりっぱなしにならないように・・・一緒に頑張りましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Y君、自己調整ができていてすばらしいですね。学習主体である自己がベストの状態であること、これが一番です。理解するのも、考えるのも、記憶するのも、手指を動かすのも、頑張るのも、すべて自分自身。自分に優しく、親切に、しかし甘やかさず。Y君にはそれができているようですね、「オフの日を試験の直後の1日とかに短くして、がんばらなくちゃね」とはグッドアイディアであり、意欲の表れですね。

 

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4405.~豊かに生きる~

4405.~豊かに生きる~

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 ~今日のElephasブログ:「成人の生徒さん 目的は」(5月30日)

おはようございます。越谷教室の片桐です。

この春から初めて成人の生徒さんの担当をすることになりました。

彼が通室される目的は、受験や成績アップを目的とする小中高生とは異なります。

「日々の生活を豊かにするために通っています」、まさに人が生きる上で一番大切なことだと思います。

では「彼がより豊かに生きるために、今は、そして次はどのように取り組んでいくか・・・」と考えるにつけ、

教科指導や受験指導とは違った難しさと奥深さ、やりがいを感じています。

口頭での言葉以外でのコミュニケーション、どうやったらより心を通わせ合い、笑い合えることができるだろうか。

自立書字を目標に彼が鉛筆を持つ手に講師の手をそっと添えながら、その温かさに希望を感じています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

『発達』という概念がかつては身体的成長期のみを対象としていたのに対し、今やそれは全生涯を対象とするものとなって、生涯に亘る心的成長の可能性を示唆しています。教室に長く通われる生徒さん方も、成人してから数字をひとつずつポインティングしたり、名前文字を順に並べることできるようになったり、というケースが少なくありません。生徒さん自身も満面の笑みでそのことに大きな喜びを表現されます。課題への集中力もグンと高まります。自身が“分かる” ことや“できる” ことに面白みや満足が感じられるのでしょう。それが、生活での意欲にもつながります。日々生き生きと楽しく快活に生きること。それによって周囲の方々とのコミュニケーションも増し、より広い楽しみにも出会っていくことができます。

 

 

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4337.~楽しむ~

4337.~楽しむ~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「日々充実」(3月11日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

Tさんは、社会人です。

エレファースには、小学生の頃から、通ってらっしゃいます。

平日は自立支援施設へ、土曜日はエレファースで学習、

日曜日はご家族と趣味のイベントや、スポーツなど、日々充実しています。

スキーに行ってこれらたときのこと。

「転んで板が外れたところ、リフト小屋にいたスキー場の人が助けてくれた」と楽しそうに話してくれました。

お話とともに、写真と、ビデオも見せてくれました。

スキーでトンネルに向かって滑る姿は後ろからの撮影でしたが、真剣な顔の表情が見えるようでした。

そこで、見せてもらった写真をもとに絵画展の絵を描くことにしました。

描くにつれて思い出がよみがえるようで、細部にこだわって描いていきます。

青い空、白い雪、木陰のリフト小屋。

またいつか、スキーに行きたくなりました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

仕事、学習、趣味、しかもご家族ご一緒に。趣味だけでなく、お仕事も学習もきっと楽しんで行っているのでしょう。楽しめること、それがすべてにおいての活力ですね。絵画展の作品、当日が楽しみです。

第8回Elephas絵画展 於: 武蔵野プレイス1F ギャラリー 4月8日(土)・9日(日)

 

 

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4323.~穏やかに~

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 ~今日のElephasブログ:「歳月を振り返ると…」(2月23日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

小学4年生のRさんは4才の年少さんの時から教室に通っています。

年少さんでの体験授業のことを今でもはっきりと思い出します。

教室の入り口で、

「いやだ、帰りたい」と号泣。

お母さまが、

「こうなると今日は無理です」とおっしゃいましたが、泣いたまま何とかお母さまの膝の上に座り、

お父さまが横からサポートしてくださる状態でのスタートでした。

しかし、教室の楽しい音楽を聴かせると3~4分で泣きやみ、ノリノリになってきました。

筆具を全く持ちたがらないので線を描いたことが無いと伺っておりましたが、講師の促しにつられてクレヨンを持って、ひょろりと横線を描かれたとき、ご両親がとても驚かれました。

そのRさんは、今では、お金の3桁の取り出しをすいすいと行い、ひらがな、カタカナでワークに解答を書き、

漢字もどんどん読みます。

前回の授業の際3桁-3桁のなかなか面倒な計算を解きながら、

「楽しい」とつぶやいたので、講師は嬉しい驚きでした。

毎回行いたい学習のリクエストがたくさんで、全てを行うために集中して次々と課題に取り組んでいきます。

ここまでの歳月を振り返るとこの先のご成長がとても楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

そうですね、Rさん、ここ数年とても落ち着かれ、学習の伸びには著しいものがありますね。しかも、学習中に「楽しい」とのつぶやきが漏れるとは、すばらしいことですね。Rさんの学習への興味や意欲、その片鱗は体験授業の時に既に見受けられます。成長に伴い、いろいろな心理的な機微や学校環境、お友達との関係性などさまざま要素はあると思いますが、親御様はじめ、周囲が穏やかにサポートしてあげること、その成果ですね。

 

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4319.~豊かに~

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 ~今日のElephasブログ:「一輪の水仙から」(2月18日)

おはようございます、越谷教室の西です。

1月は、水仙。

その工作が、本当の花のようにきれいに仕上がりました。

Kさんに

「このお花を 見たことありますか?」と聞いたところ、

「あるかな? あるような気がする」と 頭をかしげながらのお返事でした。

「今 ちょうど 歩道や公園などに咲いているから 見つけてね」と伝えました。

次の週、Kさんは カバンからスマホを出し、写メで撮った水仙の写真を嬉しそうに見せてくれました。

いろいろな角度から、素晴らしく良く撮れていました

いつ、どこで見つけたか、一つひとつ文章にし、パソコンでキー入力できました。

学習したものが生活の中で見つけられ、それを確認できて、結びつけられ、楽しく会話もできました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

歌唱造形のテーマが、教室での絵画や工作だけで終わるのではなく、生活の中に浸透していっているのはすばらしいことですね。冬の最中に颯爽と咲き、春の到来を予感させてくれる水仙。水仙に関するそんな思いを生徒さんと共有し、さらにそれを生徒さんが生活の中で楽しんでくださる、そんな豊かな生活、いいですね。

 

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4318.~もうすぐ ひな祭り~

4318.~もうすぐ ひな祭り~

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 ~今日のElephasブログ:「歌唱造形 おひな様」(2月17日)

おはようございます。越谷教室の御供です。

節分が終わると春に向かい、もうすぐ3月、ひな祭りです。

教室では『おひなさま』を描いています。

これは4かく、3かく、円の構成として、いろいろな形で練習していきます。

これまでTさんには線の方向などで講師がヒントを出していたのですが、今年はお内裏様とお姫様の体を描く際、

「おひなさまの体を描きますよー」という声掛けとモデリングで、左右対称にバランスよく斜め線が描けました。

「体」という言葉にイメージができたのかもしれません。

漢字をバランスよく書くことも学習中のTさん。

Elephas に長く通われる中、成人の方のこうした変化に講師は喜びを感じます。

 

◇ワンポイント・メッセージ

ひな祭りに向け、教室では絵画、工作共にテーマは「おひな様」。毎年この時期になると、Elephas オリジナルの♪『おひな様』が教室のあちこちのブースから聞こえてきます。♪「あかりを つけましょ ぼんぼりに・・・」の歌詞で親しまれている『うれしい ひまつり』(詞:サトウハチロー 曲:河村光陽)と並んで、歌唱造形『おひな様』はElephas の生徒さんにとって、ひな祭りの定番です。年ごとの作品に、生徒さんひとり一人の成長が見られます。

 

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4315.~言葉~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「素敵なところを見つけると」(2月14日)

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

「いいね!それがいいんだよ、あなたらしくって」。

日々の授業で、生徒さんにこんな言葉をかけることがあります。

とある生徒さんは、算数は苦手だけど、英語が大好きで、わからない単語を調べ、積極的に問題に取り組みます。

また、とある生徒さんは、漢字が苦手だけど、とても素敵な絵を描きます。

そして、またとある生徒さんは、書字が苦手だけど、記憶力バツグン!

いつも、とても面白いお話をしてくれます。

講師は、それぞれの生徒さんの素敵なところを見つけると、とても嬉しくなり、あの言葉が出てくるのです。

きっと、生徒さんそれぞれが、ご自分の素敵なところに気づき、自信を持つことができれば、さらに素敵なことが起こるに違いありません。

だから、今日も生徒さんと、ニコニコ笑顔を交わしながら、その生徒さんの、好き!得意!を伸ばすお手伝いをしたいと思っています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

褒められること、認められることは、大きな力になりますね。そんなことばを日々受けとっていると、困ったときも、失敗したときも、考え込むときも、大きな力になりますね。生きるすべての基本にある”安心感も“そんな言葉によってより確かなものとして備えられていきます。

 

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4313.~数える~

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 ~今日のElephasブログ:「目を見張る成長が」(2月11日)

おはようございます。武蔵境教室の鈴木です。

生徒さんの数カ月間の成長には目を見張るばかりです。

1から3を数えることがまだ難しく、ブロックを使っての数唱にもあまり興味を示さなかった6才のHちゃんは、

最近では10まで数えられるようになってきました。

ブロックを使うことにもとても意欲的で、ブロックを2個、3個と数えながら取り出しています。

プリントに描かれた対象物にもまずは指さしながら、

その後数字が書かれた紙やシールを貼りながら何度か数唱しています。

楽しんでいる様子が伺えます。

お家でも色々なものを自発的に数えているそうです。

今後の更なる成長が講師としてもとても楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「お家でも色々なものを自発的に数えている」とのこと。Hちゃん、数を楽しんでいることが一番。意欲のあることも、すばらしい。生活の場は、数経験を積み重ねる最良の場です。

 

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4283.~日々坦々と~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「生徒さんから教わることも」(1月7日)

新年おめでとうございます。所沢教室の塚田です。

講師は物事を教える立場ではありますが、生徒さんから教わることも多々あります。

先日こんなことがありました。冬期講習を担当することになり、2回目の日。

中学1年生の明るくて柔らかい印象のKさんと、初回に出した宿題の確認をしながらこんなやり取りがありました。

「Kさん、前回は宿題沢山出したけど、ちゃんとできていますね。偉いですね。お家ではいつ頃やるの?」

「家に帰ったら直ぐにやります。私、面倒なことはとにかく先にやっちゃうタイプなんです。

 自分の時間は楽しく過ごしたいしね」。

講師にはこの言葉がとても響きました。ストレートに胸に刺さる言葉でした。

若干13歳で自分を律することが出来るKさん。

既に自分を律する事が出来る、理性的な生徒さんなんだと驚かされました。

自分を高めることに於いて、重要な要素が既に身についているKさんの未来は素敵なものになるに違いありません。

分かってはいるけれど、日常に追われ、つい煩わしいことは後回しにしてしまうことがあります。

講師も折目正しく生活しなければと思わされる言葉でした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

「面倒なことは、とにかく先に」、Kさんのこの姿勢、本当にすばらしいですね。だからこそ、“明るく柔らかく”いられるのでしょう。多くの学校の冬休み明けは、来週10日からでしょうか。やるべきことは先に行い、追われる生活ではなく、ゆとりをもって、課題を坦々と行っていけるよう、多くの皆さんも、今から気持ちの準備をしておかれるいいですね。

 

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4235.~生活の中にもメッセージを~

 

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 ~今日のElephasブログ:「SDGsについて、絵を描く」(11月14日)

おはようございます。 相模原教室の小口です。

学校からの宿題の、絵の課題。

テーマは、「SDGs」についてです。

お母さまからのヒントをもとに、

開発途上国等、貧しくて学校に通えず、思うような学習や教育を受けることができない子供と、

反対に教育を受けられている子供との状況を対比して表した絵にしました。

さて、背景の白い部分は何を描いたらよいのか・・・と考え、

「そうだ!世界の国の国旗を描こう」

と描きたい色々な国の国旗を選びながら描き進めていきました。

とてもすてきな作品に仕上げることが出来ました。

そして、その絵にタイトルを付け発表をしたのだそうです。

作品のタイトルは、「おかあさんとエレファースの先生に感謝!」

心の成長を感じ、とても嬉しい気持ちになりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

SDGsは、教育の中にも浸透してきていますね。自身と社会との関係、自身と世界との関係を小中学生の時から意識していくことは、世界の将来とその平和にとって大変重要なことです。そういったことが、家庭でも話題になることはすばらしいですね。日常の最低限の言葉だけでなく、メッセージ性のある言葉が家庭にあることによって、子どもにはそのメッセージが生活の中で実感をもったものとして浸透していきます。

 

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