3304.~穏やかに~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「怒りをコントロール」(11月11日)~
おはようございます。津田沼教室の堀です。
長い期間教室に通っている生徒さんたちは、それぞれのペースでさまざまな成長を見せてくれます。毎回の授業で見つけるどんな小さな成長もその喜びはとても大きく、授業の度に嬉しい気持ちでいっぱいになり、一緒に喜ぶ生徒さんの笑顔を見ることが出来ます。
一方で、教室以外の時間、講師の知らない日常がたくさんあります。良いことも悪いこともあるでしょう。教室では、時々学校や職場など日常生活での困りごとの話をうかがうことがあります。その中で嫌なことなどがあった時に怒りのコントロールが難しいという生徒さんが少なくありません。
教室では、アンガーマネジメントつまり怒りをコントロールするために、その感情に気付き、どのようにしたら他に迷惑をかけずに対処できるかを考え、練習していきます。それは生徒さん自身の練習であり、周囲の環境整備やご家族の対応練習であったりします。
魔法をかけるように、瞬間で変わることは難しいかもしれませんが、少しずつ変えていくことで、いつの間にか問題がなくなっていくこともあります。毎回の授業で問題解決までの道筋を照らすことが出来れば幸いです。それはゆっくりとした魔法をかけるように。
何か問題に直面しても、それまでの生徒さんの教室での笑顔やご家族の皆さんの優しさをずっと見てきている講師は、必ずその問題は乗り越えられるものだと信じて、生徒さんを支えるアンカー(いかり、錨)のひとつになりたいと思っています。
発達支援教室Elephas(エレファース)
◇ワンポイント・メッセージ◇
怒り、それが環境によるものであれば、多くの場合、環境を変えることで緩和されることがあります。暴言や自傷、他傷も含め、気持ちが波立ちやすい環境要因をどこかに見つけることができます。
ある時フードコートで食事をしている親子連れを見かけました。お母さんと抱っこの赤ちゃんとお兄ちゃん(4才くらい?)。お兄ちゃんが、コップに半分ほど入っていた飲み物をこぼしてしまいました。子どもが「あっ!」という表情をするや、お母さんはどんな反応、言動をしたでしょう・・・?
そのお母さんは何も言わずに赤ちゃんを抱いたまま咄嗟に床を吹き始めました、赤ちゃん用の携帯していたペーパーを何枚もサッサツサーと取り出して。とてもすばやい行動でしたが、とても穏やかでした。子どもは、どんなにかホッとしたことでしょう。自分の失敗を叱られるどころか、お母さんに助けてもらえて。
「なにやってるの!」「気をつけなさい」「だめじゃないの」「早く、ふきなさい」、・・・傷つく心と癒される心、周囲の対応によって大きな違いが生じます。
器質的な問題、また場の理解が難しい、コミュニケーションが難しい等の理由で怒りに直結しやすいケースもあるでしょう。しかしそれならば一層、穏やかに包んであげる必要があります。怒り易いのは誰のせいでもありません。今日の講師のブログにあるように、穏やかに問題解決の道を探っていきましょう。
発達障害の方のための塾(エレファース)
>>お問い合せ