3399.~日々の対応~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「皆さん笑顔に」(2月29日)

おはようございます。相模原教室の安倍です

「文字がとても乱雑です。どうすれば丁寧な字が書けるようになりますか」というお母さまからのお話がよくあります。

「丁寧に書くと読みやすいね」と、まずは焦らずゆっくり丁寧に書くように声をかけていきます。

「乱雑かな?」と感じたときは、「書いた答えを一緒に読んでみようか」との声掛けをすることで

「あっ、この字、ちょっと・・・」と気づき自ら書き直すことがよくあります。

あまり言いすぎて、書くことが嫌になってしまわないように気をつけながら、

「この字、すごく上手に書けたね」と花丸を付けたり、

「きれいに書けて、先生読みやすいなぁ」との声掛けには、皆さん笑顔になり、

「もっときれいに書きなさい」と言われるよりも、ずっと楽しく文字が書けるようです。

一つでも多くの「できた」「嬉しい」を感じてもらえるようにいつも考えながら

ひとり一人と向き合っています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「もっときれいに書きなさい」と言うのではなく、きれいに書けたときに褒める。「上手に書けたね」「読みやすいなぁ」、と。すべてにおける、真理ですね。書字に限らず、行儀よく食事をする、靴を揃える、服装を整える、整理整頓する、ご挨拶をする、報告をする、決められた時刻に勉強したり、お風呂に入ったり、就寝したり・・・。日常の課題となるあらゆることに通じます。うまくいかない時に指摘するか、それとも良くできた時に褒めるか、日々の対応の違いで心の成長と成果は大きく異なります。

 

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3359.~時間の中で~

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 ~今日のElephasブログ:「予定表」(1月14日)~

おはようございます。津田沼教室の堀です。

生徒さんに合わせて、必要な方には先の見通しが立つように『予定表』を提示して授業をしています。

課題の順番を書きその通りに進め、1つずつ終わるとチェックしていきます。

数ヶ月前から予定表を取り入れたKくん。

授業中「次は何ですか」と一緒に確認しながら、以前よりとても順調に課題が進むようになりました。

積極的に授業に参加する姿勢に成長を感じます。

すると、お母さまから嬉しい報告がありました。

「予定表を家でも活用しています。

『着替えをする。歯を磨く。水筒にお茶を入れる。』など、

朝の支度を順番に書いてKくんに渡すとその予定表どおり「次は何かな?」と紙を見ながら一人で支度出来るようになりました。」

「おかげさまで朝から『次は何して、早く何して』と声を掛けなくてもよくなりました。」

予定表を生活に取り入れたお母さまの気づきと工夫がとても素晴らしいです。

お子さんにとっても、お母さまに言われずに自ら動くことが出来るのは、自立に向けての一歩になりますね。

子どもたちが成長していく過程で、どのように自然に親の手を離れていくのか、自立とはどのようなことなのかを常々考えています。

授業での成長をご家庭で日常生活に生かしてこんな風に自然なタイミングで親子関係に変化をつけられるととてもいいと思いました。

そんな働きかけが出来るように授業の中で細かに観察して、新しいきっかけをお伝えできればと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

予定表は、文字通り予定を視覚的に示すものです。やるべきことが視覚的に確認できないと、何をしたら良いのか忘れてしまったり、どんな順番でしたら良いのか混乱したりしまいます。また“あれもこれも、あれもこれもしなくては・・・”と思うとつい焦ったり、イライラしたりしてしまいます。どんなにたくさんのことも、私たちは一度にするわけではありません。時間の中で順番に行うのです。予定表の使用は時間を管理することです。将来仕事をするときにも予定表を活用できることはとても有用です。しかしそれよりも何よりも、今、日々気持ち穏やかに課題を坦々とこなせることが最も大きな予定表の効用です。Kくんとお母さまの実践、すばらしいですね。

 

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3347.~目標をもって~

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 ~今日のElephasブログ:「」(12月31日)~

おはようございます。相模原教室の安倍です。

今月26日をもって、都立就業技術科・職能開発科の入学試験が一通り終わりました。

受験生のみなさんは、この時のために何年もコツコツと努力をしてきました。

足し算、引き算の定着からはじまり、分数、小数の計算をはじめ、様々な問題に対応できるようになりました。

一行の文章を書くことさえ抵抗があった作文も、どんな課題に対しても的確に論を立て、仕上げることができるまでになりました。

合格は、長い間の本人の努力の結果だと感心し、心から嬉しく思っています。

4月からの新しい生活を楽しみに、またエレファースで頑張っている生徒さん方をいつまでも応援していきます。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

受験生の中には、小学校低学年の時から職業学科への入学を目標にしていた方もいらっしゃいます。長い道のりでしたね。かといって受験を意識してその頃から緊張の連続、というわけではありません。成長段階ごとの課題を楽しみ、目標をもって日々坦々と学習を積み重ねてこられました。目標を持つことによって、却って生活は充実し、逆にゆとりさえ生まれます。

2019年もあと今日一日。Elephasブログへのご訪問、この一年間大変ありがとうございました。どうぞ佳いお年をお迎えください。

 

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3345.~楽しく豊かに~

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 ~今日のElephasブログ:「一年間の成果を」(12月28日)~

おはようございます。所沢教室の佐藤です。

今年もあと数日となりました。

この12月、寒さの中もクリスマスやお正月と楽しい行事に向けて絵や工作に取り組みました。

それを見てこちらも、心がポカポカしてくるような明るい気持ちになりました。

おひとりお一人にクリスマスカードや年賀状を書いていると、生徒さんの一年間の努力の成果が改めて感じられ、

その成長と共に自身もその分だけ前進できたように感じられました。

また来年にむけ、生徒さんの新たなステップアップを期待しております。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

10月、11月からの受験直前対策、クリスマスコンサート、クリスマス工作、年賀状作り、とElephasの秋から冬は、日々が流れるように過ぎていきます。その中でも、期末テストやまとめテストへの対応、一人ひとり自身の課題にしっかり取り組んできました。季節の行事にまつわる営みは却って教科課題の緊張をほぐし、気持ちにゆとりを与えてくれました。楽しく豊かに、そして日々の課題は坦々と。

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3344.~小さな自立から~

3344.~小さな自立から~

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 ~今日のElephasブログ:「新しいことに」(12月27日)~

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

Iさんは教室からちょっと遠いところにお住まいです。

バスと電車に乗って毎週通ってこられ、電車は途中で乗り換えも必要です。

中学生の頃はお母さまと一緒でしたが、高校2年生になった今は一人で通っています。

最初は駅から教室までの道を一人で、次は乗り換えをする駅から…と少しずつ範囲を広げていきました。

人が多くて苦手と言っていた電車の乗り換えも慣れてきて、今は自信を持って通っています。

「わたし、今日は一人で来たんだよ」と笑顔で教えてくれたIさんはとてもしっかりして見えました。

いろいろなことに一生懸命なIさんですが、最近は一層自信を持って取り組めています。

これからも新しいことに積極的に挑戦していきましょうね。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

ひとりで教室に来ること、それは生徒さんにとって一大イベントのようです。達成できた時のお顔の輝きと云ったら、それはもう誇らしげです。その日は授業も一層快活に進みます。“自立”とは、こんなにも嬉しく、士気を高めるものなのですね。お茶を入れる、料理、洗濯、買い物など、日常でも、“ひとりでできた!”と云える目標を立ててあげられると良いですね。

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3343.~やさしい言葉で~

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 ~今日のElephasブログ:「積み重ねた時間」(12月26日)~

おはようございます。所沢教室の吉住です。

今年も残りあとわずかとなりました。

生徒さんにお渡しする、クリスマスカードや年賀状のメッセージを

お一人おひとりの顔を思い浮かべながら書きました。

元気に通えたこと。熱心に続けたこと。頑張れたこと。進歩が見られたこと。

苦手だと思っていたことにも取り組んだこと。授業中に見られた笑顔…。

今年を振り返ってみて、積み重ねた時間が力になっていると改めて思いました。

来年も、一緒に前に進んで行きましょう!

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね、日々の積み重ねこそが成果をもたらしてくれますね。地道に努力できること、これを可能にするのは日々の心の安定です。朝起きてから夜寝るまで、やさしい言葉をかけてあげましょう。マイナスを指摘するのではなく、プラスを褒めてあげましょう。心を喜ばせてあげましょう。

 

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3341.~問題解決~

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 ~今日のElephasブログ:「少しずつ時間の意識が…」(12月24日)~

おはようございます。東中野教室の新野です。

中学生のMちゃんはアニメが大好きな女の子。

おうちでアニメ番組を見ることをとても楽しみにしています。

ただつい夢中になり過ぎて、エレファースに来る時間を忘れてしまうことも…。

そこでMちゃんと話し合って、自分の携帯を使って毎週アラームをかけることにしました。

おうちからエレファースまでの時間を考えて、アラームは17:40に設定。

次の週、ドキドキしながら待っていると…5分前に到着!

「Mちゃん、やったね!ちゃんと時間通りに来られたね!すごいね?!!」と声をかけると、

はにかみながらも嬉しそうな表情をするMちゃん。

その次の週も時間通りに到着。

「アラーム効果すごいね!」と言うと、

「もうアラーム使ってないよ。」との答えが…これには講師もビックリ。

テレビの途中でふと時計を見たら、17:45だったそうです。

少しずつ時間の意識が出来てきたMちゃん。

まだ時折忘れてしまうこともあるけれど、

今日も時間通りにMちゃんが教室を訪れるのを、期待を込めて心待ちにしています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

何か問題があった時には工夫をして解決していく、・・・Mちゃんはアラーム機能の活用で時間の意識を持ち始めたようですね。指摘して注意するだけではなく、どうしたら良いか工夫することが大切です。注意は相手をネガティブにさせがちですが、工夫は相手をポジティブにさせることができます。相手を尊重して提案する、そして解決へと導く。こんなプロセスの積み重ねが、自身で問題解決しようとするポジティブな態勢を育てます。

 

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3339.~”待つ“~

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 ~今日のElephasブログ:「クリスマス工作」(12月21日)~

おはようございます。西国分寺教室の大滝です。

クリスマスを楽しみにしている生徒さんは多い・・・といいますか、ほぼ全員楽しみにしていると思います。

今年のクリスマス工作はアドベントボックスでした。

Yさんはクリスマスツリーを描かれました。

昨年とは作風が異なり、下絵を油性マジックで写したので、おしゃれで細密なクリスマスツリーでした。

飾りは細かい物が多く、つまようじの後ろで色を付けました。

集中して楽しそうに色をつけていきました。

出来栄えは、素晴らしかったです。

本人も「よかった」と言って持ち帰られました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

工作は、造形リトミックの一環として行っています。今年のクリスマス工作のテーマは「アドベント」、“待つ”ということ。お楽しみ、大切なこと、目標の達成、・・・今すぐ得られなくとも、“待つ”ということ。お子さんや生徒さんの成長においても、同様です。しかも手をこまねいて待つのではなく、気持ちを整え、日々の営みの中でコツコツとそのための準備を重ねながら“待つ”。アドベントに、そんな思いを共有しました。

 

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3338.~じっくり取り組む~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「もう終わり?」(12月20日)~

おはようございます。西国分寺教室の佐藤です。

小学2年生のHさんは、エレファースに通い始めてもうすぐ1年です。

最初はことば数も少なく、物静かな印象でした。

Hさんはとても丁寧にきれいな文字を書きます。

漢字のとめ、はね、はらいなどを正確に、お習字のように書くのです。

お習字を習っているのか尋ねましたが、それはないとのこと。

お手本をしっかり見ながら正確に書くことが上手なのでしょう。

算数は今、かけ算の学習中です。Hさんは九九を「かけ算の歌」で覚えるのではなく、

「さんいちが3、さんにが6」と、×9までを一気に唱えることで覚えました。

そして「私と先生とどっちが早く言えるか競争しようよ!」と戦いを挑むほど、

今では講師とおしゃべりを楽しみ、大声で笑い合えるようになりました。

最近は授業が終わると「もう終わり?もっとやりたかった」と名残惜しそうに言うこともあります。

Hさん、冬休みには振替授業を加えた「2時間授業」がありますよ。楽しみですね。

画数の増えてくる漢字を着実に覚え、かけ算九九をバラバラにしても正しく言えるように、一緒にがんばりましょう。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Hさん、先生と意気投合のようですね。1時間の授業時間が短く感じるとは、よほど楽しく学習に取り組んでいるのでしょう。冬休みの2時間授業、今から楽しみですね。学校の授業がストップしているこの期間こそ、自身にとって最も必要な課題にじっくり取り組みましょう。

 

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3312.~興味に応える~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「頭上注意!」(11月20日)~

おはようございます。統括本部の臼井です。

語彙を増やすには、いかに日常で言葉に触れるかが大切であると実感する今日この頃です。

小学2年生の生徒さんと漢字を学習していると、

「頭」という字を指差し、「これって『ずじょう』だよね」と言い出しました。

「そうそう、頭の上、と書いて『頭上(ずじょう)』って読むよ。難しい言葉を知ってるね!」と答えると、

「難しくないよ。駅に『頭上注意』って書いてあるもん」とのこと。

普段から目にしているものなので、簡単に覚えてしまったようです。

また別の中学生の生徒さんは、英語に対する苦手意識が強く、単語をほとんど覚えていません。

まずは英語に親しもう、ということで、身近に存在する英語を一緒に探してみました。ノートには「notebook」、消しゴムには「eraser」、洋服のタグには「made in ~」……。また、好きな曲の歌詞を調べてみると、「season」「rainy days」「close your eyes」……など、中学英語で習う範囲の単語がたくさん使われていました。

それぞれ意味を教えると、「そういうことだったのか」と納得した様子。

歌詞の意味がわかり、曲を聴くのがより楽しくなったようです。

机に向かうことだけが勉強ではなく、むしろ日常の中でいかに見聞きし使うかということこそが、語彙を増やすコツなのだと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

日常で使われている語への注目、そうですね、まずは言葉や文字に関心を持つことですね。幼児期に、目新しいものに触れると「これなに、これなに」と大変興味を示す時期があります。その一つひとつに丁寧に対応してあげることが、その後のもの(事物であれ、文字であれ、言葉であれ)への関心につながります。幼児、小学生は日常的に、中学生以上の生徒さんは今日のブログにあるように生きた英語へと促してあげられる英語との距離がグッと縮まりますね。

 

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