5145.~プログラムを明確に〜

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース、

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今日のElephasブログ:「やくそく」(10月8日)

おはようございます。Elephas花小金井教室の横山です。

小学3年生のTくん、

授業の初めの挨拶をして筆箱を空けると、目に入った消しゴムで遊びたくなってしまいます。

計算問題を始めても、1問も終わらないうちにプリントの端に絵を描きたくなってしまいます。

そんなTくんですが、最近少し様子が変わってきました。

授業の初めに今日行うことの約束をします。

「今日は、かけ算の筆算と指示語と音読をやります」と講師が言うと、Tくんは黙ってそれを聞いています。

そして授業を始めるといつもの様に遊びたくなってしまうTくんですが、

「やくそく」と独り言を言いながら気持ちを立て直せるようになりました。

音読も一人で4ページしっかり読むこともできました。

勉強したい気持ちと遊びたい気持ちが頭の中でくるくる回っているTくんだと思いますが、

少しずつ自分をコントロールできるようになってきました。

約束はお互いに守るものです。講師もTくんの頑張りに、きちんと応えられるように約束を守っていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

1回、1回の授業プログラムの明記は、とても大切です。どのくらい授業が続くのか、何を、どのくらい学習するのか、・・・それらが不明であっては生徒さん自身心づもりができません。例えば訪れたレストランが混んでいると、待たなくてはならないことがあります。既に待っている人の数を見て待つかどうか判断し、待つとしても待つ人の減り具合であと何分位待てば良いかがおおよそ分かります。Tくんもプログラムが知らされていたら、「あと、音読で終わりだな」と分かり、「あとひとつだから、がんばろう」という気持ちにもなれるものです。Tくん、よかったですね!

 

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今日のElephasブログ:「プリント学習」(10月7日)

おはようございます。Elephas相模原教室の北村です。

1枚のプリントを前に、そこに生徒さんそれぞれの取り組み方があるなぁと感じます。

プリント学習に苦手意識が強いTくんはプリントに取り組む態勢になるまでに数分、ようやく取り組んでも1枚を終わらせるためにまた・・・。

そんな時、

宿題や試験対策のプリントを前に、

本人に“今日はどの1枚をやろうか?” “どのプリントなら頑張れそうかな?” と聞いてから取り組む時もあります。

時間的にあれもこれもできなくて、時間がないことに焦ってしまう時もありますが、こちらの提案と、生徒さんの意思を踏まえて、その日の1枚のプリントを大切に取り組むように心がけています。

思いがけずあっという間に終わって2枚目3枚目に行ける日もあったり、じっくり1枚に取り組んで1時間が終わってしまう日もあったりしますが、それぞれのペースに合わせて1枚のプリントに達成感を持たせることが出来たらな、と思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

“自分で選ぶ“という行為は、モチベ―ションをグッと高めます。たとえ、プリント1枚であっても、その声掛けは大変有効です。1枚のプリントが活かされるか否かが、その声掛けにかかっている、という場合があります。たとえプリント1枚であっても、次は講師の問題の選択が大切です。そのプリントから何を学ばせるか? 全てを学ばせると、生徒さんの負担になることもありますから、ポイントを絞って指導しましょう。そして何よりも、”できた“という達成感を持たせましょう。

 

 

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