5040.~時を活かす?

5040.~時を活かす?

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「もっとやりた?い!」(6月7日)

おはようございます。Elephas 相模原教室の北村です。

6年生の国語の教科書に「時計の時間と心の時間」という単元があります。

エレファースの授業も基本的には皆一緒の時計の1時間です。

でも、生徒さんによって1時間の感覚や速さの感じ方はそれぞれだなぁと、感じます。

試験前や授業の復習など、

「今日はこれを頑張る!」と決めてきた時の授業は、課題に対して時間が足りなさ過ぎて、あっという間に終わってしまう印象です。

しかし時には、時計とにらめっこして、「早く終わらないかなー」と言いたげです。

あれもこれも“嫌だ!“という学習態勢形成中の生徒さんの場合は、部屋に入って座るまでが一苦労。

でも、絵を描く、図鑑を見る、できることを一つずつ進めていくと、夢中になって取り組み始めます。

上手くできたことが成功体験になって“楽しい!”と思えた頃は、もう授業が終わってしまう時間近く…、

そこで「もっとやりた?い!」となったときには、うれしいやら、残念やら。

まさに、「時計の時間と心の時間」。

充実した1時間にしていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

60分を基本単位とする、授業構成。短くもあり、長くもあるこの60分をいかに効果的に活かすか。講師がもっとも知恵を絞るところです。生徒さんが、教室に到着した時よりも充実した表情で元気に帰られる様子を見ることは、講師にとってとても嬉しいことです、「先生、またくるね!」と。

 

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4858.~必ず、実行~

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 ~今日のElephasブログ:「待つ」(11月8日)

おはようございます。Elephas 津田沼教室の千山です。

D君は電車が大好きです。

毎週電車の絵を描くのを楽しみにして教室に来ます。

教室に通い始めた頃は、「電車、電車」と電車の絵を描きたいと主張をして、

「あとでね」と伝えても、立ち上がって授業を中断してしまうことがありました。

それでも、毎回、国語をやって算数をやって、最後に

「さあ、電車をかこう」と言って歌唱造形の歌を流すという順序で授業を行いました。

今でも「電車、電車」と主張はしますが、

「あとでね」と伝えると、急いでプリントに取り組み、早く終わらせて電車を描こうとがんばります。

そして授業の最後に電車の絵を描いて満足して帰ります。

好きなことのために勉強を頑張ったり、

「あとで」と言われて待つことができるようになったり、とても成長を感じうれしく思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

D君、“待つ”ことができるようになったのですね。これは、大きな成長です。「あとでね」と約束したことを、必ず実行してあげることが大切です。その繰り返しによって、信頼感と安心感が育ちます。「待てば、必ず行える」という確信によって、“待つ”態勢が形成されます。

 

 

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4573.~講師は坦々と~

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 ~今日のElephasブログ:「やる気満々」(12月12日)

おはようございます、越谷教室の西です。

Iくんは とても活動的な生徒さんで、来室されると直ぐにブースに入りたくてブース入口に向かいます。

お母さまに、

「手洗いをしてからね」と促されているくらいです。

手洗いをしてからブースに入ってくると、

「今日は何をやるのかな?」と、目をキョロキョロとさせ部屋の中を見回します。

机の上には、Iくんが大好きな玉さしや4分割のパズルを置いておくと、自分の椅子によじ登ろうとやる気満々。

そんな時講師は、

「今日も元気に学習できるな」と心がワクワクします。

しかし、しばらくすると、降りて体を動かしたくなるのか、腰を椅子から持ち上げてしまいます。

そこで今度はパソコンのタッチ画面を登場させて、大好きな数や単語の学習を始めます。

すると腰を椅子に落ち着けることができます。

そんな活発なIくんと一緒に進める学習は、とても楽しい時間です。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Iくんは、3才。興味津々の探索期ですね。Iくんのスピードに負けないように、講師は学習プログラムを展開していきます。が、負けないようにといってこちらももうスピードで対応するわけではありません。むしろその逆です。落ち着いて坦々と、Iくんの動きを予想しながら、次のプログラムへと興味を促していきます。そんなやり取りを楽しめているのは、さすがにベテランの講師です。

 

 

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4571.~意欲、集中、学習態勢~

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 ~今日のElephasブログ:「できる自分に」(12月9日)

おはようございます。国立北口教室の梅原です。

「先生、授業始めるよっ!」

日直さんのように、率先してご挨拶するRくん。

3カ月ほど前に初めて会った時には、椅子の配置や時間に興味を示し、今日の気になる歌のこと等でソワソワ。

ところが・・・。このところのRくんは、集中力がついてきて、こちらが説明しようとすると、

「これ、自分の力でやりたい!先生、言わないで」と、一生懸命取り組んでいます。

猛スピードで意欲が上がってきています。

そんな姿を見て、とてもうれしくなりました。

Rくん、できる自分に出会えると嬉しいよね。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Rくんの学習への意欲は、挨拶からして表れているようですね。数か月して、学習に手応えを感じてきたのでしょう。“自分の力でやりたい”とは、学習態勢一人前ですね。来年は小学6年生。締めくくりの学年を迎えるに当たり、学習者としてとても理想的な成長です。

 

 

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4386.~特別講習では~

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 ~今日のElephasブログ:「道順を書く」(5月8日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

高2生のN君。

特別講習の時は高校の学習に加え、作文や場面に相応しい会話の練習にも取り組んでいます。

今回は所沢駅から教室までの道順をわかりやすく書くことを課題にしました。

「改札を出たらどちらに行くの?」、「左です」、「その後は?」…と頭の中で思い出しながら箇条書きにしていきました。

教室までの行き方は何パターンかあり、一番わかりやすい道は若干遠回りになります。

N君が通っているのは最短の道でしたが、途中から目印になる建物がなくなるためか、鉛筆が止まってしまいました。

そこでPCで所沢駅東口の地図を見ることにしました。

最初はあまりピンときていない様子のN君でしたが、拡大の仕方を教え、建物の名前が表示されると、

「あっ、ここ知っています!」、

「ここで左に曲がります」と、再び文を書き進め、一緒に地図をたどりながら、無事教室に到達しました。

次回は高校までの道順を書いてみることにしています。

また、地図を使って方角の確認をしたり、英語で道を聞かれた時を想定して簡単な単語を使って答えたり、そんな練習にも取り組めればと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

季節ごとの特別講習は、通常授業ではなかなか時間の取れない課題に取り組むことのできる貴重な場です。N君も講習を有効に活かしていらっしゃいますね。ゆったりと時間の取れる講習では、PCの活用の範囲も広げていくことができます。気持ちにゆとりが持てる状況で、“考えること”、“調べること”、“最後まで諦めずに達成すること”を丁寧に体験することによって、休暇後の学習態勢はより充実したものとなります。

 

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