3458.~コミュニケーション、その根幹~

3458.~コミュニケーション、その根幹~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「気遣う」(5月11日)

おはようございます。所沢教室の吉住です。

新型コロナウィルスが猛威を振るう中、不安や緊張を感じることが多い現状です。

そのような中、教室にて「手洗いをお願いします」の声かけに、

「先生は(体調)大丈夫ですか?」と心配して下さった社会人のUさん。

集中して工作に取り組んでいた中、急に顔を上げ、

「先生は楽しいですか?」と聞いてきた幼稚園生のJくん。

こんな時だからこそ心身ともに健やかでいなければと過ごしている日々。

生徒さんからの他者を気遣ってくれる言葉に、ほっこりと温かい気持ちにさせてもらった一時でした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

幼児の生徒さん、社会人の生徒さん、お二人とも他者(ひと)を気遣うという、コミュニケーションの根幹となる要素が備えられているのですね。ことにUさんは、構音の点からお話しの内容が伝わりにくいところが日頃から学習課題のひとつとなっていたのですが、同じ対話の学習を進める上でも、Uさんのこの根幹の部分を私たち講師が感じているかどうかで、学習の進め方も、Uさんの言葉への耳の傾け方も変わってきます。構音、単語の発音、発話、それらをスモールステップでプログラムとして進める上でも、コミュニケーションとは何か、その不可欠のものの存在を講師が確実に感得していることはとても大切なことですね。

 

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3451.~2つの視点~

3451.~2つの視点~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「オンライン、新しい挑戦」(5月2日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

ご希望の生徒さんとオンラインの授業を開始しました。

これは、小学校高学年くらいにならないと難しいのでは?とお感じになるかもしれませんが、小学校低学年の生徒さんでも、継続の課題、配られたばかりの新しい教科書の学習と皆さんとても充実した授業を行えております。

もちろん職業学科受験生の生徒さんは毎日のようにオンライン授業で学科学習、面接の練習に取り組まれています。

オンライン授業と対面の授業の異なる点の一つは、自分の姿を自分でも見るということです。

通常では、生徒さんの目には講師の姿しか見えていませんが、自分の姿も見えるオンライン授業は、自分の表情や姿勢をより意識することが出来ます。

そのせいか授業態勢は自ずと整ってくるのです。

また、講師に答えや疑問を伝えるためには、声の大きさ、間の取り方にも注意が必要ですが、生徒さん方は自然にそれらを習得されていきます。

これからは、オンライン上のコミュニケーションがさらに増えていくと予想される中、いち早くそのスキルを身に着けるとても良い機会になったと思います。

パソコンの前でカメラ写りを意識して元気な笑顔を見せてくれる生徒さんたちと

通常時では考えていなかった挑戦に踏み出せました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「自分の姿を自分でも見る」、感じる自分だけではなく、視覚的に見える自分、この2つの視点によって、ある意味自身を統制することができているのですね。オンライン授業を開始して3週間、連日、相手(講師)への配慮のできる生徒さん方の様子が報告されています。生徒さん方が、コミュニケーションの大切な部分を持ち合わせていることが分かります。主観的な自己だけではなく、客観視できる自己、オンライン授業による自己啓発の可能性が感じられます。

 

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3446.~オンラインでコミュニケーション~

3446.~オンラインでコミュニケーション~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「オンライン授業、スムーズに」(4月27日)

おはようございます。武蔵境教室の荻野です。

オンラインでの授業が開始いたしました。

最初はどうなるやらと思っていましたが、とてもスムーズに授業が進められています。

それは生徒さん達がしっかりと自分の状況を講師に画面越しから伝えてくれるからです。

プリントや問題を解き終えた後、

「終わりました」「書きました」「できたよー」と

生徒さん自身から伝えてくれるのです。

シャイな生徒さんは、チャット機能を駆使して「できました」や「この問題難しいです」と送ってきます。

自分が伝えないと講師が進められないということをしっかりと理解しているのです。

こんな生徒さん達のおかげで充実したオンライン授業が進められています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

生徒さん方も心得たものですね。教室での対面授業が完全な1対1の個別指導であつたように、オンライン授業も完全な個別指導です。予め用意されている授業を個別に配信するのではなく、リアルタイムの双方向の授業です。生徒さんからの講師への配慮もすばらしいですね。相手に配慮できるとは、立派なコミュニケーション能力です。ご家庭での親御さま方の協力も得て、急遽オンライン授業をスタートさせることができました。オンラインならではの良さを生かしつつ、さらに効果的な授業へとスキルの向上を目指して講師達は日々奮闘しております。

 

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3416.~対象への思いと関係性~

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 ~今日のElephasブログ:「日記を交換」(3月23日)

おはようございます。東中野教室の中山です。

昨年の春からお母さまのご要望で講師と交換日記をはじめたMちゃん。

作文が書けるように、というお母さまの思いがありました。

毎週、A4の大学ノートを交換して日記を続け、間もなく一年経とうとしています。

Mちゃんは自分の文字の美しさに自信を持っています。

授業内で「わたしのいいところ」という作文を書いたときにも

「わたしのいいところは字がきれいなところです」と迷わず書きました。交換日記もとてもていねいな文字で書いています。

最近はノートを交換して読む時に、毎回「くすっ」と笑ってしまうようなユーモアを交えた表現が増えました。

ノートの2/3は書けるようになったことも、この一年の成長です。

これまで200字の原稿用紙だったのが今では400字づめ原稿用紙となり、

「何書いたらいいの?」と言っていたのが、「今日のテーマ考えてきたよ」と言うようにもなりました。

もうすぐ5年生。おしゃまな口調になってきたMちゃん。もうMさん、と呼んだほうがよいのかもしれません。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Mちゃん、作文学習、頑張っていますね。この1年の成長は、とても大きいものでした。日記を交換するということで、書いて伝える対象(相手)が明確であったことが書くモチベーションを高めたようですね。「先生に、今日は何を伝えようかな?」という気持ちが書く意欲を増させ、テーマも定まるようになったのでしょう。口頭での対話も文字での作文も、基本的には相手に対する思いがあるかないか、また相手との関係性によるところが大きいですね。

 

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3358.~気持ちを育てる~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「キラキラの笑顔で」(1月13日)~

おはようございます。津田沼教室の織戸です。

意思疎通には様々なかたちがあります。

言葉によるコミュケーションはもちろんのこと、表情や身振り手振りも重要な要素です。

Yくんは豊かな表情と動きで意思を伝えます。

授業中、わからない箇所があると、みるみる暗い表情になり、背中が丸まって小さくなってしまいます。

「わかった!」「できた!!」という時にはキラキラした笑顔で、力いっぱいハイタッチをします。

伝えきれない時には、筆談もします。

講師が一番嬉しいのは、Yくんとの授業が終わり、教室から帰る時です。

ドアが閉まるギリギリまで満面の笑顔で元気よく手を振ります。

授業ごとにYくんの自信につながる、たくさんの笑顔を見ることができる授業をしていきたいと

講師が元気をもらっています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Yくん、授業の中にたくさんの笑顔があるのはすばらしいことです。自信が出てくると、また“分からなくても大丈夫”という安心感が充分育つと、コミュニケーションのスタイルにも次第に変化が出てくることでしょう。今は焦らず、今のままで安心して、気持ちが豊かに育つことを大切にしましょう。

 

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3357.~依頼する~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「お願いします!」(1月11日)~

おはようございます。 越谷教室田中です。

7月から通室されているAさん。

歌唱造形が大好きです。

細かな線が多い絵の時には、「一緒に描きましょうか?」というと、

「お手伝いはいらない、自分で頑張る」という意思表示をされます。

ある日の課題は大好きな動物。顔は思い通りに描けましたが、

「胴体はどうかな?」と思っていると、講師の手を自分の手に添えさせて

「一緒に描いて」の意思表示をされました。

そして、その後の手足やしっぽはいつも通り自力で仕上げました。

その後もAさんは、「ここだけお願いします」とお手伝いを望みます。

結果的には同じ「お手伝いをする」でも、講師側から先回りして申し出ることと、本人が考えてから望むこととは大きな違いがあることを再認識しました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aさん、自力でできそうかどうかを見定めてサポートを適切に依頼するところ、すばらしいですね。それだけに、課題の取り組みへの真剣さが伝わります。できないことがあるとイライラしたり、投げ出したくなるケースもありますが、Aさんの問題解決力には感心します。誰かに依頼できること、これもひとつの大切な能力です。次は、視線や表情で示すなど、コミュニケーションの方法が増すと更に良いですね。

 

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3289.~話題を通して~

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 ~今日のElephasブログ:「時事への関心」(10月26日)~

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

政治と経済に詳しい中学2年生のTさん。最近は消費税に関心があるようです。

ある日、「先生は増税前に何か買い溜めをしましたか?」と聞かれました。

「置くスペースがないのであまり買っていません」と答えると、

「そうなんですか?僕はトイレットペーパーなどを買っておくように母に言いました」とのこと。

講師よりしっかりしています。

そんな話をした後、消費税についてのテキストに取り組みました。

内容の理解はできており、問にも正確に答えられています。

軽減税率にも詳しくて、どんな物がどんな時に対象になるのかもきちんと把握していました。

とても素晴らしいことです。

Tさんの興味は幅が広く、時には「水道の民営化についてどう思いますか?」「次の選挙には行きますか?」など様々なことを聞いてきます。

Tさんの質問に答えられるように毎日ニュースを見たり読んだりして講師も勉強しておきますね。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Tさん、なかなかの論客ですね。何かに関心を持てるとは、生き生きと生活をしている証です。話題を通して、他者とのコミュニケーションを図ることができますね。しかし同年代同士では、ちょっと話題が噛み合わないこともあるかもしれません。それに対し、講師とは対話を楽しむことができ、満足感を得、講師への信頼も深まり、その分教科学習もスムースに進められているようですね。

 

発達障害の方のための塾(エレファース)
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