694 .Elephas ブログ ~「造形をとおして遊ぶ心」~

694 .Elephas ブログ ~「造形をとおして遊ぶ心」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをホームページでアップさせていただいております。教室の生き生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫を広く皆さまにお伝えできますように、本ブログではワンポイントメッセージも加えて、お読みいただけるようにいたします。

 ・・・・明るく、楽しく、豊かに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ Elephasブログより◇

おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・越谷教室の川口です。

小学校5年生のAくんは、色使いが巧みです。絵の具の基本色を混ぜ合わせて、自分だけの色を作ります。既存の色は、まず使いません。

それをさまざまな動物に彩色していきます。すると、図鑑に乗っている動物がみるみる夢の中の生き物になっていきます。金色のコブラ、濃紺のアルパカというように。

いえ、彩色していくうちに動物の名前も変わっていきます。創造する喜びを存分に味わって、とても楽しそうです。こんな絵が描けたらいいなあと思うのは、きっと私だけではないと思います。こうして秋はいっそう深まります。

◇ ワンポイントメッセージ◇

 見た人が、「自分にも描けたらなぁ」と思うような絵が描けるなんて、すばらしいですね。絵画を楽しみ、創造する喜びを味わうことができる、まさにElephas が生徒さん方に望んでいるところです。

 造形リトミックメソードは、認知教育にはじまり、比較、修正など観察、さらに探索、探求へ、そして創造的営みへとつながっていくものです。学習や、仕事へのエネルギーが造形を通して養われることもこのメソードがもたらす効果のひとつです。造形と学習が関係あるの?と思われるかもしれません。が、そこには大きな関連があるのです。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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690.Elephas ブログ ~好きなもの!~

690.Elephas ブログ ~好きなもの!~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ Elephasブログより◇

発達支援教室 Elephas(エレファース)・津田沼教室の石野です。

絵画展への出品を終えました。生徒さんそれぞれ描きたいものを聞きながら、題材を決めました。

つぎつぎと動物のかおをリクエストしたIちゃん。
ロケット発射!と絵の中にロケットを飛ばしたKくん。
青空にまっすぐ伸びるひまわりを強く描いたSちゃん。
本物の果物と見比べながら丁寧に彩色したAちゃん。
画用紙の真ん中に大きな雪だるまを描いたRちゃん。

季節も題材もバラバラですが、描きたい気持ちがこもった力作ぞろいです。

◇ ワンポイントメッセージ ◇

描きたいもの、好きなものがあるということは、とても良い状態です。
受身ではなく、積極的な心の動きがあるからです。

Iちゃん:連想していく力
Kくん :イメージする力
Sちゃん:気もちを表現する力
Aちゃん:観察する力 
Rちゃん:取り組む力

それぞれの力を生み出しているのは、体の中に流れる心の動きです。好きなものは将来的にも、生き生きとした生き方を支える力となります。さまざまなテーマを対象としている『歌唱造形』は、幼少の時からそんな小さな芽を育てていくきっかけともなっています。

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688.Elephas ブログ ~作品からは息遣いが~

688.Elephas ブログ ~作品からは息遣いが~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ・・・・明るく、楽しく、豊かに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ Elephas ブログより ◇

おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・津田沼教室の河西です。

日が暮れるのがとても早く感じられる季節となりました。落ち葉が色づき始め、何となく街もにぎやかになってきました。

この一ヶ月、生徒さん方は絵画展に向けて一生懸命作品作りに取り組みました。森の中のきのこ、かわいいたぬきやきつね、自分の描きたいものを選んで素敵な色使いで自分の世界を表現しようとがんばりました。去年よりしっかりと大きく筆を動かす様子に、成長が感じられました。「秋」の実りは、生徒さん方にも表れています。

◇ ワンポイントメッセージ ◇

出品すると、かつては作品は手元に戻らなかったものです。そんな時分は、「もったいないから出品しません」と、作品はご家庭で大切に保管された親御さんもいらっしゃったほどです。

それくらい作品に対する親御さんの愛着は深く、誰よりもその作品にお子さんの個性、お子さんらしさを感じておられるのでしょう。これは、講師にとっても同様です。作品からは、生徒さんの息遣いが聞こえてきます。

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635.レモンで覚醒


635.レモンで覚醒
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 Elephas の目的は、生徒さんの知的発達、社会的発達を促すことです。そこにもっと長期の時間的な要素を加えれば、つまりおひとりお一人の生涯という視野を持てば、その目的は人間教育ということになります。

 大きなテーマになってきました。しかし、この大きなテーマを具体的な実現とするためには、日々楽しみながらも地道に実践を積み重ねているのです。

 そのためには第一に、学習主体が元気で活性化されていることが大切です。学習主体とは、教室においては生徒さんおひとりお一人です。

 だから、おひとりお一人が心も体も元気で、活性化しているようにと願い、そのためのメッセージをこうして投げかけさせていただいています。今週は特に、

月)寒風の中、お日さまの光を浴びて元気に:凧揚げ
火)戸外で体を動かして元気に:もぐら
水)ホットメニューで温まって元気に:冬メニュー

というテーマで書いてきました。そのまとめとして今日は、

木)朝、しっかり目を覚まして元気に:レモン   です。

 新聞で「レモンには、朝型の生活リズムのための覚醒効果がある」という記事を読みました。しかし、その出典が明らかでなくなってしまったので、他の資料で確認しました。

 それによると、
 「レモンの香には、夜型の生活を続けた結果ずれてしまった体内時計をリセットする効果がある」そうです。
 また、
 「レモンは、体を活動モードに切り替える交感神経のスイッチを入れてくれる」のだそうです。
          (引用 日経ウーマンオンライン:日経ヘルス 2011.1.19 )

 試してみる価値は大いにあります。私はこの分野では専門外ですが、「やってみよう!」と気持ちが動きます。そう気持ちが動くだけで、活性化されます。

 お子さんと一緒に、レモンを絞る、それだけでも楽しいコミュニケーションができますね。レモンの色、香、ホットレモンの湯気・・・。さあ、お楽しみを作って、朝はしっかり目を覚ましましょう!

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634.温まる


634.温まる
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 戸外では、運動とお日さまの光によって温まりましょう。
 家の中では、窓から差し込む陽光、暖房、そしてホットメニューによって温まりましょう。
 また、家族とのコミュニケーションによって温まりましょう。

 23日(日曜日)のElephas ホームページで、「ホットアップル」をご紹介しました。お子さんと温かいものの調理を楽しみ、ご家族でお茶の時間をもつことも冬の過ごし方としてホットですね。

 かんたんにできて、温まれる冬メニュー:
 ・おでんを作る:おでんの具はやわらかくて大きいので切りやすい。水の量を計る。
 ・お汁粉を作る:缶詰の餡を利用。時間を計って、おもちを焼く。
 ・黄な粉もちを作る:時間を計って、おもちを焼く。黄な粉と砂糖を混ぜる。おもち           をお湯にくぐらせ、黄な粉をまぶす。
 ・ホットケーキを作る:市販のミックスを利用。粉を解くときにオイルも混ぜ合わせ            れば、脂を敷かずに焼ける。
 ・お芋を蒸かす:蒸し器にお芋を並べる。時間を計って、蒸かす。湯気、見ているだ         けで温まる。湿度の確保。

 目的は、調理ではありません。寒い冬に、温まること。体を温め、調理とお茶の時間を家族で楽しむことによって、心を温めましょう。心が温まれば、これまたぐっすりと眠ることができるでしょう。気持ちの良い朝をむかえましょう。

 良い朝から、良い一日を。
 

 
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633.寒さの中は:もぐら


633.寒さの中は:もぐら
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 寒い北風の日は、身づくろいを整えて外に出かけましょう。そして、お日さまの光を浴びましょう。

 夏のような強烈な日差しでなくても、お日さまの光は相当なもの。日向においてあった車は、暖房なしでもあれだけ暖かいのですから。しかも、お日さまによって温められた空気は、やわらかいですね。乾燥しすぎることもなく、ほんとうにぽかぽかと包み込まれるような暖かさです。

 さあ、外に出ましょう。身づくろいのポイント:
 ・中は体にフィットした薄着で、その上にダウンのような軽くて保温性の高いコートを。
 ・手首、足首、首、ウエストを、しっかり保温しましょう。
 ・手袋と、通気性の良い厚手の靴下。からだの末端を暖かくしましょう。

 秋に落ちた木の葉の道はふかふかです。お日さまの光を浴びながら散策しましょう。
 土もやわらかいかので、モグラも地面の上に顔を出しやすいのでしょう。モグラの穴があちこちに見つけられます。モグラの穴、いくつかな、数えてみましょう。

 お日さまの光をたっぷり浴びて、夜はぐっすり眠りましょう。楽しく、豊かで、元気な日常があっての成長であり、発達です!

 

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632.寒さの中は:凧揚げ


632.寒さの中は:凧揚げ
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 さすがに大寒、毎日寒い日が続いています。
 こんな時期こそ、寒さを楽しむことを提案しましょう。

 きのうは戸外に出ると、子ども達が凧揚げをしていました。
 風はあまりなかったのですが、子ども達は振り返っては凧を見つつ、元気に野原を走り回っていました。そう冬の遊び、凧揚げ、いいですね。

 たこが、あがったかと思うとストンと落ちてしまったり、・・・でも繰り返し繰り返し挑戦していました。

 そんな時、風が起きると凧はいっせいに勢いよくあがり始めます。青空高く、凧があがっていくさまは、はたで見ていても気持ちの良いものですね。大空となにか接点ができたような気持ちになります。

 もう大分前になりますが、糸をとおして伝わってくる風のビュンビュンという感覚もよみがえってきました。

 寒気の中、陽光を浴びながら走り回れば、夜はぐっすりと眠れることでしょう。陽光と睡眠との関連は科学的に実証されていますが、日常的には昼間はお日さまの光を浴びて外で元気に遊び、夜はぐっすり眠る、という本来の生活のパターンを回復しましょう。

 成長と発達を促す力は、案外そのあたりにあるのです。季節の中で、のびのびと・・・。

 
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628.わかるって楽しい!


628.わかるって楽しい!
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 日曜日に神代植物園に行きました。凛とした冷たい空気の中、かすかに芳香を放っている白梅の前でボランティアの方が声をかけてくださり、つばき・さざんか園を案内していただきました。

 こちらからの最初の質問、
「つばきとさざんかはどう見分けるのですか?」

「それでは、両方が並んでいるところがあるので、見ながら説明しましょう」と歩き始め、その途中、

「ちょっと、面白いのがあるのでお教えしましょう」と「錦魚葉椿」をご紹介下さいました。つばきの木々、枝の下をくぐるようにして歩を進めると、こんなところまで入れるの?というような奥の方にありました。

 金魚の尾ひれのように葉の先がゆらゆらと2つ3つに分かれているのです。これも、つばき。しかも「きんぎょ」は「金魚」ではなく、「錦魚」と書かれていました。この表記にもまた、ひとつ趣がありますね。

 そして目的の、さざんかとつばき。おしべが盃のように開いているのが「さざんか」で、おしべが筒のようにもとが合着しているのが「つばき」。また、花びらがはらはらと散るのが「さざんか」で、はながぽとっと落ちるのが「つばき」。落ちていたつばきを手のひらに取って、さらによく見せてくださいました。

 他にも書ききれないほどたくさんのことをゆっくり丁寧に、やさしく教えてくださいました。

 「わからせてあげたい・・・」、「ほら、みてごらん・・・」「ほらね・・・」、
 意識的ではない、そんな自然な気持ちが伝わってきました。きっとあの方も、植物のこと、だれかに教えてあげること、知らせて楽しませてあげることがお好きなのでしょう。ですから、無理がないのです。ですから、案内していただいている側としてもとても気持ちが楽なのです。

 つばきの木々の中をぐるぐるとひとめぐり、木の実の話、虫の話、お日さまの話も聞きながら、日常と切り離された時間と空間でした。

 つばき園から抜けると、黄色く、甘いかおりを放つ蝋梅の園に・・・、生徒さん方も、こんな気持ちで授業を楽しんでくれているかな、と自問しました。

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619.だるまさんの目


619.だるまさんの目
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 各地でのだるま市の様子が新聞やテレビで報じられています。
 ある新聞の見出しは、「夢託す だるま市」とありました(読売新聞1月4日)。
 いいですね、夢や希望を持つということは。受験の合格祈願の方もいらっしゃるかもしれません。
 
 教室にももうすぐそこに受験を控えて、お正月返上の生徒さんも少なくありません。
きっとご家族と合格祈願をしてこられたことでしょう。

 神事には、宗教を問わずある種の形が明確にされています。
 形から入ることによって、自ずとそこに心や意志が伴ってきます。
 その逆は、なかなか難しいものです。

 手水で清める、鈴を鳴らす、お賽銭を入れる、二礼二拍手一礼、・・・みな形が明確です。見よう見まねで参拝することによって、祈りの気持ちが形成されます。

 だるまも形式を踏まえたもののひとつです。願いを込めて片方の目を入れ、願いが成就されたらもう片方の目を入れる。

 言葉だけで目標を立てるよりも、目を入れるという行為によって、目標を持つ気持ち、つまり意志や意欲がより明確になります。目標に向かって頑張る力が湧いてきます。

 置き上がりこぼしでもあるだるまさんには、「七転び八起き」「だいじょうぶですよ」の意味も込められているそうです。ユーモラスの中に、心強い力が秘められていますね。

 機会があったらだるまさんに目を入れて、目標をしっかりと確認してみるのもいいですね。
 

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618.朝には希望を


618.朝には希望を
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 三が日も過ぎました。
 昨日は、新年の新鮮な空気をと高尾山に出かけました。穏やかな晴天で、はるか遠くまで折り重なる山々、間近の木々や沢、どことなく春を感じられる光に包まれ、豊かな自然を満喫しました。

 山頂近くは、薬王院有喜寺への初詣客でいっぱいでした。
 初詣客が多いということは、多くの方が今年への期待と意欲を持っているということの表れです。昨年のことをリセットして、新しい気持ちで新しい年に臨めることはすばらしいことです。

 これから始まる日々も、一日のことはその日の終わりにリセットして、また翌朝、希望を持って出発できるとよいですね。でもなかなかそうは行かずに、前の日のことをついつい引きずってしまいがちです。

 暮から新年への象徴的な神事は、いずれの宗教かを問わず、日々の生き方、あるべき様式を形式的(=形として)に表しているものです。お正月だけではなく、これから始まる毎日が大切です。日々の生活にも、初詣の形式から得たものを生かしましょう。

 日々気持ちをリセットして、希望をもって朝をむかえられるような生活、
そんな日々がお子さんの成長にとっても大きな力となるのです。

 
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