3257.~焦らない勇気~

3257.~焦らない勇気~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「基礎をしっかり」(9月16日)~

おはようございます。津田沼教室の千山です。

中学英語では、be動詞、一般動詞、それぞれでの疑問文、否定文を最初に習います。

E君はその使い分けがよく分からないようでした。

先に進みたいという焦りもありましたが、

地固めが大事だと思い、

使い分けできるまでそこだけを、徹底的に学習しました。

選択肢に丸をつける問題、単語の並べ替え問題、穴あき問題、

そして、日本語から英訳する問題まで。

3カ月たって、

E君自身もそのような問題が簡単だと思えるようになってきたようです。

そろそろ次のステップに進む時期です。

基礎をしっかりやったのできっと、

スムーズに次のステップへ進めることと思います。

楽しみです。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

“先に進みたいという焦り”、そうですね、誰しもがその気持ちとの葛藤を日々経験しています。しかし、そこで焦らないこと。焦らない勇気、大げさではなく、そこには勇気が必要です。砂の上に建てた家は脆いのです。一度でも基礎固めに踏み耐える経験をすれば、焦ることなく基礎に時間をかけることができてきます。

 

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3256.~安心感の中で~

3256.~安心感の中で~

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 ~今日のElephasブログ:「Kくんの成長」(9月14日)~

おはようございます。津田沼教室の酒巻です。

長く通っていらっしゃるKくん…、

中学生になってより集中力が高まり、意欲的で学習面でも素晴らしい成長を遂げています。

コミュニケーション面でも最近では、自分の気持ちや考えを、「自分の言葉」で伝えられる場面が増えてきました。

例えば、講師の出した宿題に対して

「6枚は多いです。3枚か4枚なら大丈夫です」とかなり具体的に自分から伝えます、

「この問題は簡単です。もっと難しいのにして下さい」と率直に伝えたりもします。

そして講師からの質問にとどまらず、Kくんの方からも興味を持って質問してこられることもあります。

感情表現が豊かになり、素晴らしい変化でとても喜ばしいことなのです。

年齢的な成長に伴ってできるようになることもたくさんあるのですが、

安心できる関係性を築けたからこそ自分の思いをありのまま伝えられているという側面もあるのかなと思います。

そしてそれがKくんの自信にもつながっていくのではないでしょうか。

将来自立していく際にも、自分の考えを自分の言葉で伝えることは大切です。

これからもKくんとは、

バランスを調整しながらより多くの自然なコミュニケーション体験を積み重ねていきたいと思いました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「安心できる関係性を築けたからこそ、自分の思いをありのまま伝えられているという側面もあるのかなと思います」、その通りですね。逆に不安であると、緊張が高まり学習情報を初めすべての刺激の受容体(学習者)は柔軟性を失い硬直してしまいます。硬直状態では獲得すべきものを吸収するどころか、跳ね返してしまいます。学習は、受容・組成・再生のプロセスで蓄積されていきます。まずは滞りなく受容できるように、そのためには安心感の中で学習者が柔軟であることがとても大切です。

 

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3240.~工夫~

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 ~今日のElephasブログ:「カンタンだね~」(8月27日)~

おはようございます。所沢教室の増原です。

4年生のHちゃん。

今年の夏期講習は、まず苦手意識の強かった3桁×2桁の筆算に取り組みました。

順序を確認する矢印を書きながら計算を進めていきますが、数の大きな九九や繰り上がりが続くと少し混乱してしまいます。

繰り上がりの数を書く場所を決め、計算したら○印をつけることと、

大きな数の問題が続かないように、0や1のある筆算を入れて繰り返し練習しました。

「0や1があるとカンタンだね~」

笑顔が見られるようになると数の大きな問題も「自分で考えるから待って。」と

一人で解けるようになり、自信もついてきました。

今はまだ講師の声かけが必要なわり算の筆算も、余りのないものからあせらずに練習しています。

「あまりのないわり算ってカンタンだね!」という声が聞けるのを楽しみにしています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「カンタンだね~」って、イイですね。そのことばを引き出すために、上のブログからだけで講師はいくつ工夫をしているでしょう。数えてみると、・・・4つ。そこに、言葉がけの工夫も加わります。他にも、言葉がけの間や視線、態度、雰囲気、問題の文字の大きさ、分量、・・・。理解へと導くためのいろいろな工夫、講師はそれを楽しみながら授業を進めていきます。

 

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3237.~客観的に~

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 ~今日のElephasブログ:「とことん向き合い…」(8月23日)~

おはようございます。東中野教室の新野です。

小学校も中学年くらいになると、自我の芽生えや自己主張など、心がどんどん成長してくる時期になってきます。

中には自分の気持ちが自分でコントロール出来なかったり、こだわりが強くなったりする生徒さんもいます。

 

学習を一緒に進めていくと「どうして?なんで?」と質問責めにあったり、

「自分のやり方で全部やりたいの!」と頑なになったり…。

 

そんな時こそとことん向き合い、話を聞いて付き合います。

本人の満足するやり方を一緒に探したり、

時には先生役と生徒役を交代して学習したりする事も…。

そうして納得すると、生徒さんは落ち着きを取り戻します。

 

多感な時期、心の成長に寄り添いながら学習を進めていきたいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

小学3、4年生、第2の反抗期ですね。ギャングエイジとも言われます。自己認知が高まる一方、自身の思うようにいかない、また自己認知と周りの関わりや評価との間にギャップがある、そこでの“もがき”が 反抗期という形で現れる時期です。これは成長への大切なプロセスです。そんな時期にも、講師は親御さんより客観的になれるところがあります。客観的であればこそ、子どもに「とことん向き合い、話を聞いて付き合う」ことができますね。

 

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3234.~少し先を~

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 ~今日のElephasブログ:「目標を共有」(8月20日)~

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

日々、生徒さんと向かい合って授業を進めていくとき、心がけていることがあります。

それは、生徒さんそれぞれの目標を、生徒さんと講師が共有することです。

生徒さんご自身としっかり目標を立て、それに向けて学習を進めていく。

講師は生徒さんに寄り添い、励まし、共に進みます。

でも、時に、目の前の課題でいっぱいになってしまうこともあります。

そんな時こそ、この生徒さんにとって、大切なのは何だろう、目指すことは何だろう、と、

講師が振り返り、全体を見まわします。

そして、その生徒さんの目標を、講師が心に改めて描き出します。

そうすれば、見通しが立ち、生徒さんを導くことが出来るようになります。

また、生徒さんにかける言葉も、その目標に向かう、前向きで積極的なものになります。

それと同時に、生徒さんが、その目標を改めて思い描くことができたら、

それはとても強い、前進する力になります。

これからも、生徒さんと、ともに進みたいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

目標を思い描きながら、日々の学習を進めていく、すばらしいことですね。とてもさわやかな感覚を覚えました。目先のことで煮詰まってしまうのではなく、少し先を見て、風を通す。胸のつかえが、スーッと下りるようですね。肩の力を抜き、少し先の目標や夢を楽しみに、日々コツコツと・・・。

 

 

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3232.~感覚を育てる~

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 ~今日のElephasブログ:「形容詞の表すもの」(8月17日)~

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

1年で最も暑い季節です。何もしなくても汗が出てきて、勉強するにはなかなか集中しにくい時期です。暑い中、いつもお子さんをお連れになるお母さまの姿を見て、講師としても充実した内容の授業をしていきたいと思うばかりです。

さて、授業で、“形容詞”の理解の理解を促すことの難しさをよく感じます。大きい・小さい、多い・少ない、太い・細い・・・。

ある生徒さん(中3)は、計算等は得意なのですが、数の大小(多少)がはっきりしていないことに気づきました。そこで数直線上で大小を示したり、数に合わせてシールを貼って比べてみたり、実際にものをカゴに入れてみて多少や量を感じられるようにしています。まだはっきりと理解しているわけではありませんが、継続して工夫していきます。

また、感情を表す形容詞はさらに難しさを感じます。例えば、楽しいや嬉しい、悲しい等の理解を促す時、話題にした出来事に対して特別な感情を持たない場合があるからです。SSTカード等を見ながら文章にしていき、その人がどう思うのかを考えたりもしますが、なかなか自発的な言葉が出てこないことがあります。そこで、なるべく生徒さん本人の状況に合った出来事等を取り上げ、少しでも理解しやすいようにしています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね。「話題にした出来事に対して特別な感情を持たない場合がある」「なるべく生徒さん本人の状況に合った出来事等を取り上げる」、その通りですね、ポイントはそこです。

感情を表す形容詞表現だけでなく、数や量的なことに対する形容詞表現においても同様です。そこが特殊教育の課題ですね。

 

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3203.~自己を省察する~

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 ~今日のElephasブログ:「面接、自分を知ること」(7月15日)~

おはようございます。西国分寺教室の今村です。

中学2年生のA君と就業技術科の受験に向けて、面接の練習をしています。

面接の練習は、自分を知ること…とつくづく実感します。

まず、住んでいる町の郵便番号、家の住所や電話、最寄り駅と自分の暮らす場所がより明確にはっきりと分かっていきます。

取りまく人々についての質問から周りの人を意識し始めます。

自分の名前の由来からご両親の自分に込められた願いを知ります。

長所、短所を考えるために、自分の生活を隅々まで思い出していきました。

長所を「時間を守って遅れずに行動出来ること」としたA君。当たり前に行っていることが自分の素晴らしいところなんだと自覚し、それを今後も必ず続けていこうと覚悟しました。

14歳になるこの時に、自分の輪郭がはっきりと濃くなっていくような感覚です。

面接は、受験対策ということだけではない、必要な素晴らしい課題だと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

その通りですね。面接に対する講師の意識次第で、面接に取り組もうとする生徒さんの意欲も大きく変わっていくことでしょう。答え方を機械的に覚えるだけではなく、自己を省察すること。中学生として、年齢的にもちょうど良い時期ですね。これから高等部で学び、社会へと巣立っていこうとする生徒さんにとって、大切な営みです。

 

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3201.~スモールステップ、待つ~

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 ~今日のElephasブログ:「1回1回の積み重ねが」(7月12日)~

おはようございます。西国分寺教室の大滝です。

毎週、生徒さんと会って1時間~2時間、一緒に勉強します。今日はうまくできた、できなかった、講師もいろいろ考えます。けれど、半年前、1年前の学習記録を見直すと、その成長の大きさに驚くことがよくあります。

1年前、Yさんは音読が好きではなく、全くしない時もありました。今では講師がうながすと、「えー」と言いながら大きな声で音読をします。すると、設問の答えも「ちょっと待って」と言いながら考えて答えます。

1回1回の積み重ねが力になるのだと思います。

 

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね、小さな積み重ねが、大きく成長をもたらします。すぐには変わらなくても、待つことが大切ですね。0が、1になる。その間には、小さな小さなステップがたくさんあります。しかしそのステップは、すべて同じ高さの階段ではありません。高さの変化がほとんどない時もあれば、一気にポーンと大きく超えられる時もあるのです。そんなプロセスを楽しみながら、学習を進めていきましょう。

 

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3197.~褒める~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「見直しを習慣付け」(7月8日)~

おはようございます。相模原教室の北村です。

4年生のMくん。入会当初、学校での様子や習熟状況なをどお母さまに細かくお伺いしました。

「計算や漢字の基礎的な部分が苦手で、自信が持てない」、とのことでした。          

そこで、 Mくんの授業は基礎からの復習を中心に組み立てていくことにしました。

基礎的な問題なので、Mくんにとっては比較的簡単な内容が続きます。

そのため、あっという間に1枚のプリントを仕上げてしまうことも時々ありました。

しかし、すらすらと解答していく中で、いくつか間違えがありました。

「きちんと理解しているのにもったいないなぁ」と思い、

「Mくん、あっという間にできて、すごいね!でも、まだ時間が余っているよ。もう一度、しっかり見直してみよう」と、間違えは指摘せずに、見直すことを提案しました。

すると「あ!ここ違ってる!」といくつかの計算間違いに気付くことができ、Mくんはそのプリントで満点をとることができたのです。

 あせらずに問題を解き、きちんと見直しをすることを習慣付けることで正解率が上がり、それが自信につながっていくことにもなるのだな、と改めて実感した授業でした。

今では、やる気いっぱいで課題に取り組んでいます。

 

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「間違えは指摘せずに、・・・」、そこが良かったですね。「Mくん、あっという間にできて、すごいね!」という誉め言葉も、Mくんに見直しを促し、実際に誤りに気付かせる大きな動機づけとなったはずです。教科学習に対して苦手意識を持つ生徒さんは、褒められる経験がほとんどありません。Mくん、すらすらと課題に取り組めて、その上で褒められて、どんなにか嬉しかったことでしょう。授業では、小さなことでも心から褒めていくこと。褒めることのできる点をタイムリーに見つけていってあげることは、講師としてのとても大切な役割です。

 

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3196.~まずは結果を~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「自信をもって」(7月6日)~

おはようございます。相模原教室の安倍です。

「学校の授業についていけるように。」「学習の基礎を固めてほしい。」「テストの点が上がるように。」教室へのご希望は様々ですが、特に多くのご両親が望んでいらっしゃることがあります。

「学習に対して自信を無くしているので、少しでも自信をつけてほしい。」
ということです。

学校でわからなかった課題や新しい課題を見ると
「あ、無理です。」「絶対解けません。」と拒否してしまうことがよくあります。
エレファースでは、負担を感じず楽しく理解していただけるように、それぞれの生徒さんの「ぴったり」の内容を選び、無理なくゆっくり進歩し、確実な定着を目指します。

理解できた時、解けた時の喜びをたくさん経験していただきたいのです。
「やってみようよ。きっとできるよ。」の声掛けからはじめ、「やった!できた!」
と笑顔で授業が終われるよう努めています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね。課題に対して初めから引き気味になってしまっている生徒さんが時折いらっしゃいます。これまでに、学習で達成感を得ることが少なかったのでしょう。“頑張ったからできた”という達成感が持てれば、次の努力へと続きます。また、少し難しそうでも“ちょっと頑張ってみようかな”という耐性も育ちます。まだそこに到る前段階にある生徒さんには、小さな成果でも良いので何か結果を出させてあげましょう。漢字テストや単語テストでも何でも良いのです。まずは結果を。

 

 

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