626.スタートラインに共に立つ


626.スタートラインに共に立つ
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 時には、お子さんと一緒にどきどきしたり、やきもきしたり、お子さんと同じラインに立ってみましょう。

 ご家庭でお子さんの勉強を見てあげるとき、答が一目瞭然で分かるような問題をお子さんが考え込んでいたり、つまらないミスでまちがえたりすると、心穏やかでなくなることもあるでしょう。

 そうであるならば、親御さんにとっても少々難しい問題に一緒に挑戦してみましょう。たとえば問題をさらっと読んだだけでは分かりにくいような算数の文章題、少し日常とはなれた理科や社会の問題。
 
 「えっ、ちょっと待って。もう1回考えてみるから・・・」というような間(ま)がとても大切です。この間(ま)は、お子さんに”考える”ことを教えます。じっくり読むことを教えます。分かっていることからまず書いて、書きながら考えることを教えます。

 親御さんがちょっと頭をひねりながら取り組む様子は、お子さんにとっては何よりの学習となるのです。親御さんの姿自体が、お子さんに取り組み方や、解き方を教示していることになるからです。

 また、パッと分からなくてもいいんだ、こうやって考えればいいんだ、という安心感を与えることにもなります。問題を見た瞬間に答が分からなくてはいけないように思い込んでいるお子さんが意外に多いものです。

 ですから、すぐに答が出ないとイライラしたり、爆発したり、やる気をなくしたりということがあるのです。○か×かのみが気になって、プロセスはどうでもいいようになってしまいます。これでは、本当に自分が理解しているのかどうか、という自己評価の目が育ちません。

 どんな問題でもどんどん解いてしまう親御さんではなく、根気良く音を上げずに取り組む親御さんの姿がお子さんを育てることもあるのです。

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622.寒いけれど、活動的に


622.寒いけれど、活動的に
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 昨日は日中あたたかく穏やかな日曜日でした。でも6日の小寒から寒の入り、都心に初雪がちらつくような日もあり、さすがに寒いですね。こう寒いと、ついつい厚着をしがちになります。

 私自身、外出には上着にダウンコートに手袋という身なり。すると、どうも動作が緩慢になります。腕が上がりにくくなったり、指先のことが億劫になったりと。

 意識的にいろいろと効率よく行おうと努力していてもこんな風でなのですから、お子さん方が周囲から言われて行動することは、いっそう億劫でやる気を失くしてしまっても当然だなぁ、と自分の動きを分析しながら感じました。お子さんが、少しでも活動的に行動できるように、防寒と服装の快活さのバランスを調整してあげましょう。

 それに加えてもうひとつ。お子さんの肥満も同じように活動を妨げる大きな要因となっています。肥満は、四季を通じてダウンコートを着ているようなものであります。暮れからお正月にかけて、みなさん御馳走三昧だったことでしょう。七草粥も過ぎ、ここでもう一度、食生活を見直しましょう。

 お子さんが喜んで食事をされると、ついつい過食をさせてしまいがちになられると思いますが、親御さんにとっては、そこが堪えどころです。肥満は活動を緩慢にさせます。

 急な減量は身体的にも精神的にも負担がかかり、却ってマイナスになります。ですから、少しずつ。今学期は減量の方向への助走くらいは始められることをお勧めします。

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621.一日前に


621.一日前に
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 あわてんぼの・・・ではありませんが、
 一日前に用意が出来ると、新学期を気持ちよくスタートすることができます。

 教室でも講師たちが前日出勤して、新学期に生徒さん方をお迎えする用意をしていました。

 何時に○○さん、次に○○くん、その次に・・・と慌てることなく、ゆっくりじっくり用意して、用意を整えることが出来ると、
「さあ、どうぞ」という気持ちで生徒さん方をお迎えすることが出来ます。

 ああしたい、こうしたいと思い描いてことが実現できることは、なんとも気持ちの良いことです。

 生徒さん方も、来週から学校が始まりますね。

 生活の場や自分の部屋をきれいにして、学校生活を始める用意をしましょう。
 きょうから始めれば新学期まで数日ありますから、ゆっくり落ち着いて用意ができますよ。

 机の上や本棚がきれいになり、鞄やお道具、学用品の用意が整うと、新学期が始まるのが楽しみになります。

 前日には、始業式前のだれもいない学校に散歩がてら行ってみられるのも良いでしょう。いつもとはまたちがう、清々しい新鮮な空気を吸ってきましょう。外から校舎や校庭をながめるだけでもいいのです、
「あしたから始まるね。楽しみだね」と。

 校庭の木の芽も、春の用意を始めているようです。
 

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617.「勝ち方」「負け方」


617.「勝ち方」「負け方」
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

お正月、いかがお過ごしですか?
かるたやゲームを楽しんでいるご家庭もおありでしょう。

ところで発達相談では時おり、
「負けると怒ってしまって、ほんとうにもうダメなんです!」という悩みを伺います。

元旦からせっかくおだやかに過ごそうと心がけられても、
それではすぐに台無しになってしまいますね。

お子さんが「負け」を受け入れられない段階の時は、
まずはお子さんが勝てるように設定してあげましょう。

そのとき負けた親御さんは悔しがり、
「今度はお母さんを(又はお父さんを)勝たせて!」と提案してみましょう。

その提案をすることで、今度はお子さんが負けることの予告をすることとなりますから、いきなり負けるよりは「負け」を受け入れやすくなります。
また、相手に勝たせてあげるという、つまり相手より「優位」に立たせることも、
「負け」を受け入れやすくする条件となります。

そして親御さんが勝ったら、「うれしい、今度はお母さん(又はお父さん)の勝ち!」とうれしさを表現しましょう。そしてお子さんに「ありがとう」、と言ってもう一度「優位」に立たせてあげましょう。

自分が負けても、相手に「ありがとう」と言われることで、なんだか自分もうれしいような気になれるのです。

最後にもうひと勝負し、今度はお子さんが勝てるように設定して、お子さんの「勝ち」で、勝負を終わらせてあげましょう。

このように「勝つうれしさ」と「負ける悔しさ」を双方が意識的に経験することによって、「勝ち方」「負け方」を学習させてあげるのです。

そして、少しずつ相手が見えるように経験させていきます。

自分が勝ったときには、負けて悔しがっている相手がいること。
自分が負けたときは、勝ってうれしがっている相手がいること。
勝つときもあれば、負けるときもあること。

こんなプロセスを経て、やがては真剣勝負で勝ち負けを競えるように成長させてあげましょう。いきなり理屈で押しても難しいことがあるのです。これもまた、”急がばまわれ”です。

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612.子どもを育てる評価


612.子どもを育てる評価
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 冬休み、いかがお過ごしですか?

 ともすればヤキモキさせられた通知表も、手に渡されるとさまざまな思いでご覧になられ、気持ちも一区切りされたところでしょうか。成績の評価だけでなく、担任の先生からの所見も気になるところですね。

 ある親御さんは、先生の所見をご覧になられてとても安心され、喜んでいらっしゃいました。拝見すると、先生がお子さんのよいところを見つけて的確に評価されているのです。

 たとえば、
「意欲的に発言できる場面が多くなってきました」。

 お子さんにしてみれば、先生から褒められて大喜びです。
 親御さんにしてみれば、まだまだ学習態度に問題があることはわかっていながら、
先生が自分の子どもをこのような前向きな暖かい眼差しで見ていてくださることを再認識され、どんなにか気持ちが休まり、安心されたことでしょう。先生が応援してくださっていることが、親御さんにとっては大きな力となり勇気となり、やさしさとなるのです。

 先生のこの所見、裏から冷たい目で見れば、
「これまでは、意欲的に発言できない場面が多かった」ということであり、
「今でも、その傾向が完全にはなくなってはいない」ということです。

 先生によっては、この裏の見方の方が表立って取り上げられてしまうことがあります。それでは、伸びる子どもも伸び悩んでしまいます。

 まだまだ授業中のエスケイプや多動傾向があっても、
暖かい眼差しで評価されれば、子どももよい方向にその芽を向けますし、親御さんも安心して無理なく子育てが出来ます。

 先生の言葉から良い循環が生まれ出るのです。すばらしい先生方がたくさんいらっしゃるのです。そういう先生方がもっともっとクローズアップされて、お手本になっていただきたいものと切に願います。

 子どもの成長のために。ご家庭の幸せのために。社会の平和のために。

 

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611.クリスマスイブ 祈り


611.クリスマスイブ 祈り
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 待ちに待ったクリスマスイブですね。みなさま、イブをいかがお過ごしですか?

 教室ではこのひと月、サンタクロースを描き、トナカイ、クリスマスツリーを描き、色画用紙でサンタさんのお面、ツリーを作り、ひのき板でクリスマス・ウェルカムボードを作りました。描きながら、作りながら、・・・今日を楽しみに待ちました。

 私たち講師もいつも、生徒さん方の発達と成長を楽しみに待っています。時には、思案しながら待つこともあります。また、じっと耐えるように待つこともあります。でも、待つことの先には、希望があります、ちょうどクリスマスの星の輝きのように。

 待つ行為は、祈りの行為でもあります。おひとりおひとりの発達と成長の像を思い描きながら、日々の指導に当たります。
 「ああなりますように」「こうなりますように」との思いを持って。そしてその思いは、創意と努力によって裏づけされています。

 授業の時だけではなく、日頃もふと生徒さんのことが思いうかびます。
 「○○ちゃん、夜早く寝られるように生活リズムの見直しをしたけれど、今晩はどうかな?」
 「○○くん、かんしゃくを起こしがちでご家庭ではお困りと聞いているが、きょうはどうだったかな?」
 「親御さんがお子さんをついつい叱ってしまうと言われていたが、今は大丈夫かな?」
 「○○くんは明日から試験だけど、準備は十分出来ているかな?」
 「○○さん、今朝は寄り道しないで学校に行けたかな?」

 これらは、すべて祈りです。
 「早寝できましたように」「かんしゃくを起こさずに過ごせましたように」「叱らずに抑えられましたように」「十分、準備ができましたように」「寄り道しないで、無事に行けましたように」・・・・・

 子どもが親御さんの祈りによって育つように、
 講師も生徒さん方の成長と発達について、思いを持って取りくんでいきましょう。

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607.抱っこ


607.抱っこ
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 先日の「らくをしましょう」の補足で、きょうは「抱っこ」についてもう一言。

 出先で、お子さんに抱っこをせがまれて難渋された経験は、ほとんどの方がお持ちでしょう。

 「抱っこー」の意味するものは?
 
 1)本当に疲れて、もう歩けない
 2)眠くて、歩けない
 3)少し疲れたくらいだけど、甘える
 4)歩くのが面倒くさくなった
 5)親御さんとの密着を求めている
 6)親御さんが受け入れてくれることを求めている

 1)と2)は、お子さんのその日の行動量や、そのときの表情を見れば本当に限界なのかがわかります。出先で食事をした後おなかがいっぱいで歩けない、というような状況もこの部類です。

 そのときは、一度は歩くことを促して、それでもダメなら抱っこしてあげましょう。

 3)や4)の時には、もう少し頑張ることを促しましょう。
 そして、「あそこまで走ろう」「あの木まで、あの電信柱まで、あそこの曲がり角まで・・」と小走りやかけっこ、歌いながら歩く、つないだ手を大きく振って歩く、道の少し高くなったところを平均台に見立てて歩かせる、など気持ちの変わることや面白いことに気を引きながら、歩くことを楽しませましょう。

 5)と6)、表情を見ても疲れているようすではない、また別のことに気を引いても乗ってこない、というときは抱っこ自体を求めていると考えられます。一度は歩くことを促し、それでも抱っこを求めてきたら、「いいわよ」「いらっしゃい」と抱っこの希望を受け入れてあげましょう。

 1)~6)、いずれのケースにしても、幼児連れの時は抱っこの求めにはいつでも応じて上げられる態勢をとっておくことが懸命です。

 「抱っこー」の要求に対しては、快く応じてあげた方が、かえって自立的に歩く時期が早く来るでしょう。

 大切なのは、その折々に頑張らせることよりも、その折々に満足させることです。

 
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602.あらそわずに


602.あらそわずに
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 ほんの少し、育児の歯車がずれると、親御さんにもお子さんにも気持ちの負担が生じます。

 では、育児の歯車のズレとは?
 親御さんにとって、育児が思うようにいかない、という状態です。

 では、思うようにとは?
 育児書のように。また、教育者の指導のように。また、他所のご家庭のように。

 その基準は、みな自分の外にあります。育児書は、より多くの方に該当するであろう一般論です。教育者の指導においては、理想の形が描かれています。他所のご家庭の在りようは、そのご家庭にフィットした固有のものです。

 育児書、教育者の指導、他所のご家庭の在りようを参考にして、自分の家庭には自分の家庭の状況やお子さんに合った基準を選択しましょう。または基準を、フィットする形に変容させましょう。

 外の基準に合わせようとして、親御さんが焦ったり、イライラしたり、時にヒステリックになったりしたら、本末転倒となってしまいます。基準に、引っ張りまわされないことです。

 大切なのは、きちんと生活することよりも、穏やかに楽しく生活することです。穏やかに楽しく生活していれば、やがてきちんと生活できるようになります。そのときには、「きちんと」の意味合いもそのご家庭固有のものができているでしょう。

 お子さんとあらそわずに、「いいよ、ママのところにおいで・・・」と呼んであげましょう。

 

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597.ご質問にお答え:母子分離


597.ご質問にお答え:母子分離
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 まず第1は、
「離そう、離そう」とあまり思わないことです。

 初歩にも初語にも、排泄の自立にも個人差があるように、母子分離の時期にも個人差があります。それは、環境にもよりますし、お子さんの気質にも発達段階もよります。

 
 母子分離を拒むお子さんは、やはり「一緒にいたい!」と必死で主張しているのです。ならば、一緒にいてあげましょう。

 嫌がるのを何か上手いやり方で引き離すことを考えるのではなく、お子さん自体が自然に「ひとりでも、だいじょうぶ」と言える、そんな心理的状況にしてあげることを考えましょう。

 まさに、イソップ物語の「お日さまと北風」です。引き離そうとすると、よけい強くしがみついてきます。

 「お母さんと一緒でなくてもだいじょうぶ」というのは、お日さまにぽかぽか照らされているような、安心感と満足感に浸っている状況です。

 ですから、寝ている間やちょっとおもちゃに夢中になっている間にお母さんがいなくなってしまった、というような状況は決して作らないことです。それは、お母さんはいついなくなるかわからないという不安を与えてしまうだけだからです。これが第2に大切なことです。

 母子分離トレーニングは、「いいわよ、いつもお母さんと一緒ね」というお子さんへのゆったりとした許容とお母さまのゆったりとした身がまえから始まります。

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596.子どもの求めているものは?


596.子どもの求めているものは?
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 (つづき)おとといのお話のドラえもん、ドラえもんも子ども達の大の人気者、
やはりそこにも子どもの求めているものがあるのですね。それはなにか、・・・・・。

 ドラえもんはものび太くんにとって、
 ・「しようがないな」と言いながらも、困っているのび太くんのことをわかってくれる存在。
 ・決して、叱らない存在。
 ・ポケットから道具を取り出して、解決してくれる存在。

 子ども達は、そんな存在を望んでいるのです。

 ・「ぼくの気持ちをわかって!」
 ・「叱らないで!」
 ・「どうしたら、いいの?」

 周囲がドラえもんのように対応してあげれば、子どもは成長します。安心が成長の種です。信頼が自信の種です。やがては、自分で
問題決できるようにもなります。

 お子さんがびっくりするような道具を私たちも出してあげましょう。

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