687.Elephas ブログ ~やる気の勢い~

687.Elephas ブログ ~やる気の勢い~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをホームページでアップさせていただいております。教室の生き生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫を広く皆さまにお伝えできますように、本ブログではワンポイントメッセージも加えて、お読みいただけるようにいたします。

 ・・・・明るく、楽しく、豊かに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ Elephas ブログより ◇

おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・国立教室の矢田部です。

穏やかでがんばりやさんのHくん。授業前にお母さまに「がんばります!」と笑顔で挨拶をし、お部屋に入ると椅子に背筋を伸ばして座ります。そして鉛筆を持つときは左手を横に添えて・・・、学習態勢のしっかり身についている様子には驚きです。

少し苦手なことも、まずはやってみようという姿勢で取り組むHくんは、毎回スポンジのように多くのことを吸収していきます。

凛としたHくんの横顔を見ると、好きなことを増やし、少し苦手なことも一緒に乗り越えていけたらいいな・・・と自然に思えてきます。

◇ ワンポイントメッセージ ◇

「学習態勢」・・・この「態勢」という言葉には、いわゆる体の姿勢だけではなく、気持ちの勢いという意味合いが強く含まれています。「きちんといい姿勢で!」と指摘されて背筋を伸ばすのではなく、自分の中の取り組む勢いによって自ずと姿勢が形成される、こんな意味合いです。

楽しむ、興味をもつ、考える、ふんばる、自信を得る、そんな精神作用が好ましい学習態勢を作り上げていきます。静的というよりは、動的な意味合いをもつ言葉です。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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685.Elephas ブログ ~学習への本能的な志向性~

685.Elephas ブログ ~学習への本能的な志向性~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ Elephas ブログより ◇

おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・国立教室の工藤です。

Yくんは、今年の春から教室に通い始められました。入会間もない頃は、「何をするのかな?」と興味深げにじいっと講師の一挙一動を見つめていたことを覚えています。

Yくんの笑顔が見たい!声が聞きたい!そんな思いで、歌を歌うときには楽器も取り入れて、楽しむこと、ゆっくりはっきりと話しかけることを心がけて授業を進めてきました。

一ヶ月たった頃からお気に入りの歌もできて、声を出し歌にあわせてリズミカルに楽器を鳴らせるようになりました。

◇ ワンポイントメッセージ ◇

どのお子さんも、はじめは学習に大変興味を示し、楽しんでいます。そこには、本能的なものさえ感じます。学習へのこの志向性、この感覚を大切に育てましょう。

多動傾向があって持続性の少ないお子さんは、少しずつ。
母子分離の不安定なお子さんは安心した環境で。
手先の巧緻性の低いお子さんは、適度に介助をして。

無理な要求をしないように、また苦手意識を持たせないように。
配慮に配慮をして、学習への本能的な喜びを大切に育てましょう。

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682.Elephas ブログ ~「簡単から」がかえって近道~

682.Elephas ブログ ~「簡単から」がかえって近道~
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◇ Elephas ブログより ◇

おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・国立教室の今村です。

教室の多くの生徒さんが、宿題をがんばっています。
まずは抵抗無く家庭で机に向かい、鉛筆を持ってみることができればOKです。

親御さんには決して強制せずに、前向きな声かけをしていただくうちに、みな、1日1枚週5枚のプリントは簡単にできるようになります。

生徒さんは教室での課題と宿題を閉じたファイルを持って教室にいらっしゃいます。名前と好きなイラストで表紙を作ったファイルは1年で電話帳くらいの暑さになることもあり、生徒さんは途中からその厚みが増すことが宿題の楽しみにもなっているようです。

教室に入ると少しずつ厚くなるファイルを誇らしげに机の上に出すところから、授業が始まります。

◇ ワンポイントメッセージ ◇

生活のリズムを整えることとかねて家庭学習の習慣を持つことも、Elephas では指導の一環として考えています。しかし、家庭学習の習慣がなかったり、学習への苦手意識をすでに持っている生徒さんにとっては、その実行はなかなか難しいものです。

宿題をやる、やらないでご家庭でひと悶着が生じてしまっては、かえってマイナスです。

ですから、すぐにできる、よくわかる課題を宿題とします。授業中に理解しきれなかったことを宿題とするのはタブーです。
親御さんもお子さんも心に負担なく、いい気持ちで実行できることがスタート、そして長続きのコツ!

「簡単から」が何よりの成功への近道なのです。

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680.Elephas ブログ ~パソコンを活かして~

680.Elephas ブログ ~パソコンを活かして~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ Elephas ブログより ◇

おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・横須賀教室の三原です。

パソコンの得意なSさん。毎月のカレンダー作りでは、白紙の画面から行と列を自分で考えて、表を作成することができるようになりました。文字はかな入力ですが、文字変換や文字色の設定もすばやく行い、あっという間にカレンダーを仕上げます。

パソコンではアルファベットをおぼえる学習も続けてきましたが、今ではすべての文字を大きな声で発音できるようになりました!

Sさんの意欲を引き出すパソコン学習、こんどは助詞の学習に活かしていきたいと考えています。

◇ ワンポイントメッセージ ◇

学習者にとって「自信」は、学習のモチベーションを高める大きな力となります。自信を獲得させるためには、小さな成功でもいいのですから、早く「結果」を出せるように導くこと。

ほめられた、できなかったことができた、成績が上がった、というのもそういう意味での「結果」ですが、パソコンで思うように、また思う以上に入力、出力できた、ということも「結果」としての大きな効果があります。

もとより、パソコンの明確な画面表示と視覚的な表示は学習者の理解を促進するという、大きな意味があります。

さらにパソコンは、子どものおもちゃではなく大人の道具でもありますから、少し大人に近づけたというような満足感も与え、いっそう学習効果を促してくれます。

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626.スタートラインに共に立つ


626.スタートラインに共に立つ
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 時には、お子さんと一緒にどきどきしたり、やきもきしたり、お子さんと同じラインに立ってみましょう。

 ご家庭でお子さんの勉強を見てあげるとき、答が一目瞭然で分かるような問題をお子さんが考え込んでいたり、つまらないミスでまちがえたりすると、心穏やかでなくなることもあるでしょう。

 そうであるならば、親御さんにとっても少々難しい問題に一緒に挑戦してみましょう。たとえば問題をさらっと読んだだけでは分かりにくいような算数の文章題、少し日常とはなれた理科や社会の問題。
 
 「えっ、ちょっと待って。もう1回考えてみるから・・・」というような間(ま)がとても大切です。この間(ま)は、お子さんに”考える”ことを教えます。じっくり読むことを教えます。分かっていることからまず書いて、書きながら考えることを教えます。

 親御さんがちょっと頭をひねりながら取り組む様子は、お子さんにとっては何よりの学習となるのです。親御さんの姿自体が、お子さんに取り組み方や、解き方を教示していることになるからです。

 また、パッと分からなくてもいいんだ、こうやって考えればいいんだ、という安心感を与えることにもなります。問題を見た瞬間に答が分からなくてはいけないように思い込んでいるお子さんが意外に多いものです。

 ですから、すぐに答が出ないとイライラしたり、爆発したり、やる気をなくしたりということがあるのです。○か×かのみが気になって、プロセスはどうでもいいようになってしまいます。これでは、本当に自分が理解しているのかどうか、という自己評価の目が育ちません。

 どんな問題でもどんどん解いてしまう親御さんではなく、根気良く音を上げずに取り組む親御さんの姿がお子さんを育てることもあるのです。

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622.寒いけれど、活動的に


622.寒いけれど、活動的に
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 昨日は日中あたたかく穏やかな日曜日でした。でも6日の小寒から寒の入り、都心に初雪がちらつくような日もあり、さすがに寒いですね。こう寒いと、ついつい厚着をしがちになります。

 私自身、外出には上着にダウンコートに手袋という身なり。すると、どうも動作が緩慢になります。腕が上がりにくくなったり、指先のことが億劫になったりと。

 意識的にいろいろと効率よく行おうと努力していてもこんな風でなのですから、お子さん方が周囲から言われて行動することは、いっそう億劫でやる気を失くしてしまっても当然だなぁ、と自分の動きを分析しながら感じました。お子さんが、少しでも活動的に行動できるように、防寒と服装の快活さのバランスを調整してあげましょう。

 それに加えてもうひとつ。お子さんの肥満も同じように活動を妨げる大きな要因となっています。肥満は、四季を通じてダウンコートを着ているようなものであります。暮れからお正月にかけて、みなさん御馳走三昧だったことでしょう。七草粥も過ぎ、ここでもう一度、食生活を見直しましょう。

 お子さんが喜んで食事をされると、ついつい過食をさせてしまいがちになられると思いますが、親御さんにとっては、そこが堪えどころです。肥満は活動を緩慢にさせます。

 急な減量は身体的にも精神的にも負担がかかり、却ってマイナスになります。ですから、少しずつ。今学期は減量の方向への助走くらいは始められることをお勧めします。

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621.一日前に


621.一日前に
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 あわてんぼの・・・ではありませんが、
 一日前に用意が出来ると、新学期を気持ちよくスタートすることができます。

 教室でも講師たちが前日出勤して、新学期に生徒さん方をお迎えする用意をしていました。

 何時に○○さん、次に○○くん、その次に・・・と慌てることなく、ゆっくりじっくり用意して、用意を整えることが出来ると、
「さあ、どうぞ」という気持ちで生徒さん方をお迎えすることが出来ます。

 ああしたい、こうしたいと思い描いてことが実現できることは、なんとも気持ちの良いことです。

 生徒さん方も、来週から学校が始まりますね。

 生活の場や自分の部屋をきれいにして、学校生活を始める用意をしましょう。
 きょうから始めれば新学期まで数日ありますから、ゆっくり落ち着いて用意ができますよ。

 机の上や本棚がきれいになり、鞄やお道具、学用品の用意が整うと、新学期が始まるのが楽しみになります。

 前日には、始業式前のだれもいない学校に散歩がてら行ってみられるのも良いでしょう。いつもとはまたちがう、清々しい新鮮な空気を吸ってきましょう。外から校舎や校庭をながめるだけでもいいのです、
「あしたから始まるね。楽しみだね」と。

 校庭の木の芽も、春の用意を始めているようです。
 

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617.「勝ち方」「負け方」


617.「勝ち方」「負け方」
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

お正月、いかがお過ごしですか?
かるたやゲームを楽しんでいるご家庭もおありでしょう。

ところで発達相談では時おり、
「負けると怒ってしまって、ほんとうにもうダメなんです!」という悩みを伺います。

元旦からせっかくおだやかに過ごそうと心がけられても、
それではすぐに台無しになってしまいますね。

お子さんが「負け」を受け入れられない段階の時は、
まずはお子さんが勝てるように設定してあげましょう。

そのとき負けた親御さんは悔しがり、
「今度はお母さんを(又はお父さんを)勝たせて!」と提案してみましょう。

その提案をすることで、今度はお子さんが負けることの予告をすることとなりますから、いきなり負けるよりは「負け」を受け入れやすくなります。
また、相手に勝たせてあげるという、つまり相手より「優位」に立たせることも、
「負け」を受け入れやすくする条件となります。

そして親御さんが勝ったら、「うれしい、今度はお母さん(又はお父さん)の勝ち!」とうれしさを表現しましょう。そしてお子さんに「ありがとう」、と言ってもう一度「優位」に立たせてあげましょう。

自分が負けても、相手に「ありがとう」と言われることで、なんだか自分もうれしいような気になれるのです。

最後にもうひと勝負し、今度はお子さんが勝てるように設定して、お子さんの「勝ち」で、勝負を終わらせてあげましょう。

このように「勝つうれしさ」と「負ける悔しさ」を双方が意識的に経験することによって、「勝ち方」「負け方」を学習させてあげるのです。

そして、少しずつ相手が見えるように経験させていきます。

自分が勝ったときには、負けて悔しがっている相手がいること。
自分が負けたときは、勝ってうれしがっている相手がいること。
勝つときもあれば、負けるときもあること。

こんなプロセスを経て、やがては真剣勝負で勝ち負けを競えるように成長させてあげましょう。いきなり理屈で押しても難しいことがあるのです。これもまた、”急がばまわれ”です。

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612.子どもを育てる評価


612.子どもを育てる評価
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 冬休み、いかがお過ごしですか?

 ともすればヤキモキさせられた通知表も、手に渡されるとさまざまな思いでご覧になられ、気持ちも一区切りされたところでしょうか。成績の評価だけでなく、担任の先生からの所見も気になるところですね。

 ある親御さんは、先生の所見をご覧になられてとても安心され、喜んでいらっしゃいました。拝見すると、先生がお子さんのよいところを見つけて的確に評価されているのです。

 たとえば、
「意欲的に発言できる場面が多くなってきました」。

 お子さんにしてみれば、先生から褒められて大喜びです。
 親御さんにしてみれば、まだまだ学習態度に問題があることはわかっていながら、
先生が自分の子どもをこのような前向きな暖かい眼差しで見ていてくださることを再認識され、どんなにか気持ちが休まり、安心されたことでしょう。先生が応援してくださっていることが、親御さんにとっては大きな力となり勇気となり、やさしさとなるのです。

 先生のこの所見、裏から冷たい目で見れば、
「これまでは、意欲的に発言できない場面が多かった」ということであり、
「今でも、その傾向が完全にはなくなってはいない」ということです。

 先生によっては、この裏の見方の方が表立って取り上げられてしまうことがあります。それでは、伸びる子どもも伸び悩んでしまいます。

 まだまだ授業中のエスケイプや多動傾向があっても、
暖かい眼差しで評価されれば、子どももよい方向にその芽を向けますし、親御さんも安心して無理なく子育てが出来ます。

 先生の言葉から良い循環が生まれ出るのです。すばらしい先生方がたくさんいらっしゃるのです。そういう先生方がもっともっとクローズアップされて、お手本になっていただきたいものと切に願います。

 子どもの成長のために。ご家庭の幸せのために。社会の平和のために。

 

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611.クリスマスイブ 祈り


611.クリスマスイブ 祈り
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 待ちに待ったクリスマスイブですね。みなさま、イブをいかがお過ごしですか?

 教室ではこのひと月、サンタクロースを描き、トナカイ、クリスマスツリーを描き、色画用紙でサンタさんのお面、ツリーを作り、ひのき板でクリスマス・ウェルカムボードを作りました。描きながら、作りながら、・・・今日を楽しみに待ちました。

 私たち講師もいつも、生徒さん方の発達と成長を楽しみに待っています。時には、思案しながら待つこともあります。また、じっと耐えるように待つこともあります。でも、待つことの先には、希望があります、ちょうどクリスマスの星の輝きのように。

 待つ行為は、祈りの行為でもあります。おひとりおひとりの発達と成長の像を思い描きながら、日々の指導に当たります。
 「ああなりますように」「こうなりますように」との思いを持って。そしてその思いは、創意と努力によって裏づけされています。

 授業の時だけではなく、日頃もふと生徒さんのことが思いうかびます。
 「○○ちゃん、夜早く寝られるように生活リズムの見直しをしたけれど、今晩はどうかな?」
 「○○くん、かんしゃくを起こしがちでご家庭ではお困りと聞いているが、きょうはどうだったかな?」
 「親御さんがお子さんをついつい叱ってしまうと言われていたが、今は大丈夫かな?」
 「○○くんは明日から試験だけど、準備は十分出来ているかな?」
 「○○さん、今朝は寄り道しないで学校に行けたかな?」

 これらは、すべて祈りです。
 「早寝できましたように」「かんしゃくを起こさずに過ごせましたように」「叱らずに抑えられましたように」「十分、準備ができましたように」「寄り道しないで、無事に行けましたように」・・・・・

 子どもが親御さんの祈りによって育つように、
 講師も生徒さん方の成長と発達について、思いを持って取りくんでいきましょう。

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