712.Elephas ブログ ~はじめの一点~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをホームページでアップさせていただいております。教室の生き生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫を広く皆さまにお伝えできますように、本ブログではワンポイントメッセージも加えて、お読みいただけるようにいたします。
・・・・明るく、楽しく、豊かに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ Elephasブログより◇
おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・国立教室の矢田部です。
Tくんは、自由にのびのびとした絵を描きます。直感でペンを走らせる姿にはいつもわくわくします。しかしはじめての絵画展用の画用紙は四つ切サイズ。普段酢買わない大きさにとまどったのか、「下書きしていい?」と緊張気味・・・。
「思うようにやってみましょう、大丈夫!必ず素敵な絵が描けるはず」と背中を押しました。
しばらくすると、調子が出てきて、画用紙いっぱいに描き、とても楽しげです。数回に分けて立派な作品に完成させました。「Tくんどう、ものすごく素敵なTくんらしい作品だと思わない?」「うん、そう思う、自分でも驚いちゃった。この絵もらえるの?自分の部屋にポスターにして飾りたいな!」と満面の笑み。自信にあふれていました。
◇ ワンポイントメッセージ◇
真っ白い画用紙に最初の筆をおろす瞬間は、ある種の恐怖があります。そこに面白みを感じる人もいるでしょう。でも、その一点を定めたところから、描画が始まります。紙面という空間を自分がコントロールしていくのです。また、逆に紙面からのコントロールも受けながら、その両者の間で作品を描いていくのです。
生徒さんももちろん同様です。はじめの一点へのスムーズな導入が、楽しい絵画制作へとつながります。
発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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