2079.~クイズ感覚で動機づけ~

2079.~クイズ感覚で動機づけ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「授業でワクワク」(12月14日)
・・・なぞなぞやクイズ、間違い探しや迷路遊びが大好きなIくんは、クイズ感覚で読み方ドリルを行ったところ、
   単音探しから、単語探しへ。今では自宅で絵本を読むことが習慣になりました・・・。

授業でワクワク、楽しく学習して、絵本読みにまでたどりつけたとは、Iくん、良かったですね。

クイズ感覚の学習法の良いところは、
・正解が端的であること、
・正確が明確であること、
・正否がすぐに判別できること。
これらは、学習への動機づけを高めます。

例えば、読解問題の解答は、一言で”何”と言いきれないものがあります。算数は、答を導き出すプロセスに時間を要します。それに比べ、Iくんの行ったひらがなの認知の課題だけでなく、常識分野や理科や社会の一問一答式の問題は、答が端的で明確。また、正解か否かが即分かるので学習意欲を高めます。

この方法は、学習の導入には適していますね。
学習の楽しさを心得たIくんは、やがて次の段階の学習へと進んでいかれることでしょう。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2054.Elephas サタデーブログ ~「11月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~

2054.Elephas サタデーブログ ~「11月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

11月第2週のE・Blogは、「二行日記へ」(11月12日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

一行日記。パット思い浮かぶ出来事が無かったら、今日の出来事を朝から順に思い出してみましょう。
二行日記。書く出来事が決まったら、そのことについて、もう一行具体的に書いてみましょう。
三行日記。さらに、もう一行具体的に書いてみましょう。

具体的に書くとは、書く対象や出来事について、ひとつ、ふたつと、違う観点から映像をに思い出して書くことです。

日記から、作文へ。ひとつの出来事の中の小さな事実を順に思い出してそのまま書いていきましょう。
         はじめは、それだけでOKです。そこに少しずつ、具体的な記述を加えていきましょう。
         できたら、最後に感想を加えましょう。

日記も作文も、事実を書くだけで気持ちが伝わるものです。
経験した出来事の映像を、まずはそのまま言葉に置き換えていきましょう。

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2052.~ひと言、詳しく~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「二行日記へ」(11月12日)
・・・一通りの行事を終え、 同じ内容が続きました。そこで、一行日記を二行にして、
   その時の気持ちをプラスして書くように提案してみました・・・。

良いアイディアですね。「どんな気持ちだった?」「どんなふうに感じた?」の問に行き詰ったときは、
二行目には、具体的説明を加えるのもひとつです。

例えば、2行目には下記のどれかを加えてみましょう。
調理実習をしました。
 ・○○を作りました。
 ・○○と○○と○○を入れました(材料)。
 ・僕は、○○で○○を切りました(道具・作業)。

ラーメンを食べました。
 ・○○と○○が入っていました。
 ・僕は○○ラーメンで、お父さんは○○ラーメンを食べました。
 ・今度は、○○ラーメンを食べたいです。

ひと言詳しく書くだけで、気持はより伝わってくるものです。
ほのかに、味も、においも、湯気も感じられてきます。
プラス一行を促すとき、講師もイメージを膨らませ、その出来事に興味を持って聞いてあげましょう。

しかし、聞き過ぎずに、あっさりと。

 

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2051.~少ない量をすらすらと~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「音読」(11月11日)
・・・音読の練習をする生徒さん。長文をすらすら読めるようになったり、登場人物の言葉を感情を込めて読んだり、
   と嬉しい変化が見られるようになりました・・・。

ご家庭でも音読を楽しんでいらっしゃいますか?
音読の宿題はいかがですか?負担になっていませんか?

読む力は、子どもによって異なります。
どの子どもも同じ量を読むとしたら、音読に費やす労力はその能力によって大きく異なります。

大きな声でスラスラと読める子どもは、まるで歌っているかのように音読を楽しむことgあできるでしょう。
しかし一文字ずつ拾い読みをしている段階の子どもは、一行読むにも数分かかってしまいます。

単語を読む段階での一字読みは3文字から数文字読めば、何か意味を把握することができるので、それなりの面白さはありますが、
文を読むとなると大変です。それが文章となり、何段落、何ページともなれば、音読が嫌いにならないことの方が不思議なくらいです。

音読の力を成長させるためには、音読の量を適切に調整してあげましょう。
ピアノなどの楽器でも、PC入力でも、すらすらとできればとても気持ちのいいものです。
逆に途切れ途切れでは、イヤになってしまいます。それは、何であって、誰にとっても同じでしょう。

音読は一行でもいいですから、少ない量をすらすらと読めるようにさせてあげることです。
すらすらと読めることの気持ちよさを体験させてあげたら、きっと、音読が好きになることでしょう。

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2043.~待つゆとり~

2043.~待つゆとり~
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「興味関心を大切に」(11月2日)
・・・生徒さんにはそれぞれ、大好きなものがあります。ある生徒さんは恐竜の本、ある生徒さんは宇宙のお話。大好きなことにあえて触れさせ、
   心を十分満たしてから課題に戻るようにしています・・・。

そのゆとりが大切ですね。
もう随分と前のことですが、教室に来るとまず初めに、どうしてもアンパンマンを描きたいという生徒さんがいました。
「どうしたら良いでしょうか」と相談を受けました。
何分間ぐらいそれに時間を使うかと尋ねてみると、ものの数分なのです。

「また、アンパンマン…?」「1回だけよ」「もう終わりよ」と思うと、その数分も長く感じます。
でも、「そんなにアンパンマンが好きなんだ」と思うとその生徒さんの心の内に触れられるような気持ちになりますし、
筆具の持ち方や、大小の丸の練習と思えば、その数分も有効になります。

時には、まったく意味を持たないことや失くさせたい行動に執着している場合もあります。
その時には、毎回数十秒ずつでもその時間が少なくなるように仕向けます。
しかしその場合でも、まるで”つまらないこと””早く、終わらせなさい”という対応は禁物です。

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2034.~漢字もリズムで~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「漢字を分解」(10月22日)
・・・社会人1年目のTさん。一画一画、声をかけながら、漢字で氏名を書くことを練習中です。
   画数の少ないなじみの漢字に分解すると、「難しい…」と先入観を持たずに学習が進みます・・・。

”画数の少ないなじみの漢字に”、
となると、1、2年生の漢字の学習がいかに大切かということが分かります。
更に分解すると、そのままリズム造形です。

少なくとも1、2年生の学習段階の生徒さんは、漢字学習と同時に楽しくリズム造形を。
またそれ以上の学年の学習段階の生徒さんは、ためらうことなく1、2年生の漢字の学習を充分に行いましょう。

漢字は、画数を数えながら書くとグンと効果的です。
数えることによって、書字に勢いと流れが生じます。そして、一画一画バラバラではなく、
分解しながらも一つの文字としてのまとまりができます。

講師の皆さんも、是非ご自身で書いてお試し下さい。
そして、生徒さんにも書いているところを見せて上げたり(モデリング)、
同時に一緒に書いてみたり、リズミカルな運筆を感得させてあげましょう。

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2032.~早めに相談~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「リズムにのって都道府県」(10月20日)
・・・都道府県名を知っておいた方がと、ご両親が家庭で教え始められました。
ところが「なかなか覚えられなくて・・・」と教室に相談されました。最初に地方名が言えるようになり・・・。

47都道府県名を言えるようになるのもそう遠い話ではなさそうです、とのこと。
「覚えられない・・」と自信を失う前に、教室で試みることができて何よりでした。

まずは、苦手意識を持たせないこと、自信を失わせないこと、嫌いにさせないこと。

教室では音楽で楽しく導入し、興味を得ることでできました。
しかも短期間に地方名を覚えられたということは、必要な記憶の力は備わっていることが分かります。
あとは、知っている都道府県名から学習を進め、聞いたことのない都道府県名にも親しませてあげることです。

新聞やテレビ、旅行情報からも、都道府県に触れることができます。
「○○県、…聞いたことがある」「知ってるよ」という感触が、いっそう学習力を高めることでしょう。

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2029.~雑談の力~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「ちょっとした雑談」(10月16日)
・・・ちょっとした雑談はいいものです。気分転換になって、学習への集中力を持続させることができますし、
   講師が生徒さんの新たな一面を知るきっかけにもなります・・・

発達障害をもつ生徒さんのほとんどに必要なコミュニケーション課題のトレーニングにとって、
雑談は最高の場です。

上記のほかに、
・語彙の力を知ることができます
・Q&Aの合致の状況を知ることができます
・受け答の間合いを知ることができます
・共感性の度合いを知ることができます
・内容の適切性を把握することができます

しかしこれらのことが優先されて、”課題”という意識に捉われ過ぎないこと。
評価的な視点は、ひとりの講師の中のもう一つの視点に留め、講師自身はお話に
心から気持ちを傾けましょう。そして、生徒さんの気持ちの流れを感じとりましょう。

その上で留意すべきは、決して雑談に流されないこと。ここが最大の技術を要するところです。

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2020.~アプローチ次第で~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「漢字+作文学習」(10月6日)
・・・大好きな”巨人”のことを作文に書いて、自分でパソコンに打ち込み、自分の文章から漢字の読み書き、作文の力もアップ。
   Rくんは本当に楽しそうでした・・・。

Rくん、生き生きと学習できたようですね。
すべて、学習はやり方次第です。

ですから、
「○○くんは、何々が好きではありません」
「○○くんは、何々が嫌いです」
「○○くんは、何々が苦手です」という決めつけた表現や捉え方は、Elephasではしません。

学習に取り組みにくい時、また学習の成果が上がりにくい時、
「自身の指導方法をもう一度見直してみましょう」というのが初代所長からの姿勢です。

その時、

・学習の目的は明確であるか
・興味に見合うものであるか
・内容や方法が理解の段階にマッチしているか

が、見直しの観点のポイントです。

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1994.Elephas サタデーブログ ~「9月第1週:今週の心に残ったE・Blog」~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

9月第1週のE・Blogは、「漢字が苦手なんだ…」(9月1日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

「ぼく、漢字が嫌いなんだ」と言っていたSくんのお話でした。
…画数の少ない漢字の書き順も、書くたびに異なるという状況でした、とのことですので、
きょうはここで筆順について、少し触れておきたいと思います。

筆順というのは、もっとも書きやすい順番ということで、必ずこのようにと決まっているものではないそうです。
また書体によっても異なるとのことです。ネット上に、こんな記事がありました。

 文部省(現・文部科学省)が1957年に作成した「筆順指導の手びき」が一般的な基準として活用されていますが、実は、「正解」はありません。「手びき」は、統一した書き順を示すことで混乱なく漢字を学べることや、指導能率を高めるという目的で、作られました。掲載されているのは、当時、小学校で学ぶとされた計881字です。「上から下へ」「左から右へ」といった原則もあり、掲載以外の漢字についても応用できるようになっています。
(withnews Copyright © The Asahi Shimbun Company.)

ということから、書きやすい筆順で指導が行わればよいと言えます。

書きやすいとは、
・効率よくかけること
・字のバランスがとりやすいこと
・また、空間の認知がしやすいこと

書字に問題を持つ生徒さんには、ことに空間認知の観点の配慮が必要です。
その上で、筆順を定めてあげましょう。

筆順は最終的には、体得するものです。一人の生徒さんにおいては、いつも同じ筆順で描けることが望ましいことです。
そのためにも、その生徒さんの書きやすい筆順を模索してあげましょう。

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