2119.~手で覚えるまで~

2119.~手で覚えるまで~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「ひも結び」(1月28日)
・・・K君、まずお弁当包み練習からです。右手側、左手側と半分で色分けされた、はりのあるバンダナを使い、
   これですぐに出来るようになりました。次にはいよいよひも、楽しく上達されています・・・。

講師の工夫が良いですね。
ひと工夫があると、生徒さんの来られるのがいっそう楽しみなものです。

生徒さんも、初めて見る2色のバンダナが机の上に出てきたら、
「えっ、これなに!」と目を引かれることでしょう。
これだけで、生徒さんの心をつかめます。

その次は、ゆっくりと簡単に操作を見せること。そこで、
「できそう、やってみたい」という気持ちを生じさせたら、OKです。

多少お手伝いをしたとしても、「できた!」というところで、
また次回、同じように練習をすることがポイントです。

2色のバンダナと「できた!」という感触が、練習効果を高めます。
手が操作を覚えるまで、ほんの短い時間の繰り返しを継続してください。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2115.Elephas サタデーブログ ~「1月第4週:心に残ったE・Blog」~

2115.Elephas サタデーブログ ~「1月第4週:心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

1月第4週のE・Blogは、「積み重ねの成果が」(1月20日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

・・・ご本人とご両親の努力の積み重ねの成果が現れ、近頃では「どういうこと?」とご本人の口から
わからない部分を質問するようになってきました、とのことでした。

ここで講師が学習指導において心がけてきたことのひとつとして、
「間違えること、わからないことを、本人がタブー視しないこと」をあげています。

大切なことですね。
「できな~い!」「まちがえた~!」「なんで~!?」という本人の気持ちの苛立ちが、
学習の妨げとなり、それが学習の継続を難しくしてしまうことが少なくありません。

周りが、間違えることをタブー視していなくても、
本人自身に”間違えることを許せない”という傾向が多く見られます。

ですから周りはその分一層、生徒さんが間違たり正解できなかったとき、穏やかに対応しましょう。
間違えを予測したり、予め難易度を調整することも、講師が配慮すべきことですね。

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nan

2113.~最後の最後まで~

2113.~最後の最後まで~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「合格の日の詩(うた)」(1月21日)
・・・Aさん、職業学科に合格。その日、教室に飛び込んで合格の喜びを語ってくれました。
   そしてその気持ちを書いた作文のさいごに、好きな歌の歌詞をまねて詩を書きました・・・。

「学校で、先生に言われてびっくりしたよ。
 自分では絶対無理だと思っていたから安心したな。
 とてもうれしい。」とび跳ねながら喜んでいました、とのことです。

 (詩は、Elephasブログに掲載しています。)

Aさんは、本当にあきらめずに最後の最後まで、頑張ったおひとりです。
試験当日まで後数日という最後の最後まで、模擬試験で誤った課題に取り組みました。
通常だったら、「この課題は諦めて、別の課題で得点しましょう」という選択もあったでしょう。

しかしAさんの学力を分析し、その課題を捨てるべきではないと総合的に判断しました。
その上で、本人に無理をさせず、また焦らせることなく、課題に取り組ませる、
講師としての技量の求められるところです。

中学校でのご指導、ご家庭の努力、全ての実践と思いが結びついて今回の合格に至ることができました。
Aさんの詩に、「たくましくなった人が・・・」という一節があります。

その通り、Aさんの心は受験を経て逞しく成長されたことでしょう。
また、親御さんにとっては、Aさんとご自身の子育てに対して肯定感がより明確になったことでしょう、
「これで、良かったのだと」。

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2110.~作業のように坦々と~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「たくさん笑顔!」(1月18日)
・・・「違いは何個?」。多くの生徒さんが戸惑う問題に新しい方法を試みたところ、
   ある生徒さんはすんなりと答えられるようになりました。指導法は何通りもあります。
   家庭学習で悩まれる前に、講師がお力添えできればと思います・・・。

学習に対する耐性が備わるまでは、スムースにできる問題を作業のように坦々とこなしていくことが学習のコツです。
殊に家庭学習ではそれが、楽しくコンスタントに学習を継続するポイントです。

親子で悩まないこと、イライラしないこと、
むずかしい、わかんない、という印象を与えないこと。

困ったら、”お教室で、先生に教わりましょう”という親御さんや生徒さんからの信頼感を得られるよう、
私たち講師は努力していきたいと思います。

※本日は安全に配慮しまして、全教室、「午前休室」とさせていただきます。
 尚、午後は開室いたしますが、ご家庭のご判断で、ご無理のないようにお気をつけ下さい。

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2109.Elephas サタデーブログ ~「1月第3週:心に残ったE・Blog」~

2109.Elephas サタデーブログ ~「1月第3週:心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

1月第3週のE・Blogは、「ブラインドタッチに挑戦!」(1月14日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

ブラインドタッチの学習を始める当初、
「キーボードを見ないで打てるかなぁ。」などと、
生徒さん方は口々につぶやいていたのだそうです。

何かに挑戦しようと働きかけられて、一瞬気持ちがひるむ。
誰にでもよくあることです。

しかし次の働きかけによって、しぶしぶとでも指を動かし始めると、
プログラムは進み始めます。

ですから、はじめのステップがとても大切です。

最初は、”あいうえお”の入力から始めたとのこと。
そうですね、その5文字で”見なくても打てる”という経験をさせてあげたことが良かったですね。
早くに、小さな結果を実感できるプログラムであることが成功の秘訣です。

その次には、基礎練習を行いながらも、自身の好きなものを入力させたこと。
これも良かったですね。
・興味のあるものであれば気持ちが盛り上がり、挑戦への動機づけは高まります。
・例文を見ながら入力するのではなく、頭の中にある自分の言葉や文を入力するのですから、
 課題としてはグンとやさしくなります。

気持ちを高め(楽しい)、易しいことからのスタート、小さな結果がすぐ得られる(できた)、
学習プログラムの大切な3要素です。

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2108.~脳にも休息を~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「お休み中にも成長」(1月15日)
・・・小2のNさん、新年の授業では、しっかり数の大小を考えて、式を考えることができていました。
   中2のRさん、台紙を回転させる工夫をして、シール貼りきれいに行うことができました・・・。

Elephasのお休みは、年末28日から新年3日までのちょうど1週間でした。
お休み明けの学習がスムーズであったことの理由として、
・久しぶりの授業で気持ちがフレッシュだった
・身体の疲れがとれ、元気だった
・新年で気持ちが充実していた
などが考えられますが、もうひとつ、

年末とお正月行事で、学校や教室の学習から頭が切り離され、頭の中の整理ができた、
ということもあります。

日常でも、学習を効果的に行うためには、脳の休息時間をしっかりと確保することです。
脳の休息は、気分転換や、大きくは睡眠によって行われます。

ですから、夜遅くまで無理に学習させるよりも、
まだ理解が不十分なところが残っていても、「今日はここまでにしましょう」と決められた時刻には
就寝させることの方が学習にとっては効果的なのです。

昨日できなかったことが、今朝はできた、何てことがよくあるものです。

その意味でも、規則正しい生活は、とても大切です。

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2106.~気持に響く~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「おばあちゃん家のおもちは丸かった」(1月13日)
・・・去年、国語のワークで学んだ、「東日本は四角いおもち、西日本は丸いおもちが多い」という話を
   K君は覚えていたようです。思いを馳せることが増えると、世界もひろがると思います・・・。

K君のおばあちゃんのお家は、大阪だそうです。
K君には、おもちの話が、すとんと、頭に入って残ったようですね。
学習したことも、頭に入って記憶に残るものとそうでないものがあります。

記憶に残るためには、まずは文意が理解できたことが前提となります。
全文ではなくても、部分的にでも良いのです。

次に理解した上で、「ふーん」、「なるほど」、「驚いた」、「感動した」、と程度の差はあれ、
気持に響くものであったこと。

さらに、どこかで復習すること。
復習と言っても、もう一度ワークを開かなくてもOKです。内容や関連することを話題にするだけで
よいのです。また例えば、スーパーでお餅を見かけたときに、「そういえば、ワークでお餅の話やっ
たな」と何となく思い出すことも、復習です。つまり復習とは、もう一度、意識に上らせることです。

記憶に残り本人の糧となる学習には、やはり知的な理解力と同時に、気持への作用が欠かせません。
ですから講師は、感性の働きを大切にしていきましょう。

K君にとってこのお餅の話は、一生記憶に残ることでしょう。
気持に響き、しかもたくさん復習していますから。
知るって、楽しいですね。

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2100.~安心感と緊張感~

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「心身ともにリラックス」(1月6日)
・・・初めての体験をするとき、生徒さんは計り知れないストレスと闘っているのだろう、と思います。
   リラックスして学習できたとき、本当の力がつきます。「楽しい」と感じてもらえるような授業をしていきたいと思います・・・。

初めての授業では、まず導入がとても大切です。
最初の課題は、ごあいさつ代わりです。
そこで、少しでも安心感を与えてあげること。

生徒さんが、”だいじょうぶかも”と思えたところから、少しずつ本題に入っていきます。
でも決して、焦らないこと。

”できる、できる”という手応えを与えてあげながら、さらに少しずつ変化させていきます。

今日のElephas blog、講師が生徒さんの緊張や不安に気づけることはと手も大切なことです。
その上で、適度な緊張感を保ちつつ、いかに脳の働きを楽しく、活性化せるか、そこが講師の活躍のしどころです。

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2091.~はさみも基礎から~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「上手に切れるよ!」(12月29日)
・・・はさみの使い方が上手な生徒さんが沢山います。いつも目を輝かせて工作に取り組む姿が頼もしく、
   教科学習にも集中して向かっています・・・。

コンパスと同様、はさみも基礎学習が必要な課題のひとつです。

手や指先の機能、と認知の機能が十分に備わっている場合は、
見よう見まねで使いこなすことも可能ですが、
そうでない場合は、基礎学習が必要です。

今日のblogの生徒さん方は、
はさみを楽しんだり、ちょっと難しい切り方にも真剣に取り組めるとは、
基礎学習をきちんと踏まえることができたのでしょう。

はさみの楽しさとは、何でしょう?

まずは”ジョキッ”という音と感触の心地よさ。
そして、”切れた”という満足感。

”ジョキ、ジョキ”と切り進める前に、そのあたりの課題からはじめましょう。

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2089.~まずは話し言葉から~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「」(12月25日)
・・・「かしてもらったらなんていいますか。」の問に、すぐに「ありがとう」という答えが返ってきました。
    単語だけのやり取りから始め、生活の中に活きる学習へと続けていきます・・・。

言葉には、話し言葉と書き言葉があります。
話し言葉では、意外に助詞が少ないものです。

顔を見合わせて語る話し言葉(たとえ電話のように顔を見合わせていなくても)は、
状況やイントネーションで伝えようとする内容が分かるからでしょう。

言葉の学習の基礎は、まず話し言葉から。
”伝えたい”という気持ちを育てましょう。
共感する楽しさを育てましょう。

そして、歓声でも、感嘆の声でも、笑い声でも、息でも、口形模倣でも、表情でも、
発声(またはその動機づけ)を自然に促しましょう。

助詞が欠けていても何でも、はじめは感じること、伝わることを優先しましょう。

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