2286.~再考、再考~

2286.~再考、再考~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「授業を再考」(8月10日)
・・・Sくんが、エレファースに通われるようになって半年たちました。
   初めの頃は、えんぴつが止まってしまうこともありましたが、そのつど授業を再考し、
   今では1時間、集中して授業に取り組んでいます・・・。

Sくん、学習態勢が形成されてきたようですね。
学習プログラムの工夫によって、無理なく学習に取り組めるようになったのでしょう。

無理がなければ、そもそも学習は楽しいはずです。
楽しければ長続きしますし、反復学習も可能となり定着の度合いも増します。

ただ注意すべきは、無理がないだけではやがて飽きが来ますから、
ほんの少しずつ、難度を加えていくことが必要です。

ただし、あくまでも”ほんの少しずつ”です。
”無理なく楽しい”の次は、”手応え”が必要となってきます。

人は同じ味だと、飽きてくるのと同じですね。

常に、再考、再考です。

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2283.Elephas サタデーブログ ~「8月第1週のE・Blog」~

2283.Elephas サタデーブログ ~「8月第1週のE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

8月第1週のE・Blogは、「夏期講習中です!」(8月2日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

猛暑の中、生徒さん方も講師も朝から、夕方、夜まで頑張っています。
長いようで短い夏休み、来週はもう後半に入ります。
お盆休みを数えると、夏期講習はもう後半の仕上げの時期です。

夏休みの最初に立てた計画をもう一度見直しましょう。
学校の授業がストップしているこの時期にこそできることに、十分取り組んでいきましょう。

また夏休み前半に学んだことが未消化にならないように、
後半はその再確認を行いましょう。

がんばった一人ひとりが、夏休みの学習に手ごたえを感じることができますように、
ここからの講習プログラムがとても大切です。

造形リトミック研究所
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2281.~数を抽出する~

2281.~数を抽出する~  
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「ブロック、大活躍!」(8月4日)
・・・ブロックを横に10個5列並べて、「わぁ~、10が5つだから50!」と小1のYくんが
   喜んで答えることができました。九九を覚えた小3のHくんは、「5個×10列で50!」。
   同じブロックでも違ったアプローチができます・・・。

算数にとってブロックは、三種の神器の一つです。
ブロックという一つの素材をいろいろな方法で、繰り返し使うことによって、
数概念を形成することができます。

あれこれと違った素材を使うのではなく、同じものを使うことによって、
あらゆる具体物から、”数”という要素を抽出させることができるからです。

算数の文章題に登場する、りんごもバナナも車もバスも、ひとも動物もえんぴつも画用紙も、
数える対象は何であれ、問題としているのは、”数”です。

いろいろな属性の中から、”数”という要素のみを抽出しているのが、
ブロック。もちろん、おはじきもマグネットも、ことによっては
石ころもブロックの代用をすることはできます。

しかし安全性や操作性の点から、ブロックが最適ですね。

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2269.~良いシチュエーションですね~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「1時間、あっという間だね!」(7月21日)
・・・たとえば数学の問題、「3歳未満の方は入場できません」というときに、3歳の子は入場できるのかできないのか…。
   S君が冷静に「できる!」といい表情。S君は職業学校の1年生。いつもニコニコ礼儀正しく、
   一緒に勉強していると清々しい気持ちになります・・・。

乗りの良い、リズミカルな授業が展開されているようですね。
「未満」と「以上」「以下」の学習。「3歳未満の方は…」、のこのはフレーズは身近ですし、
「未満」を学習させるのに、良いシチュエーションですね。

一人前の顔をした元気な3歳児、まだ幼い2歳児、まだまだ赤ちゃんの1歳児、
その3人が何かの入り口に順番に並んでいて、「3歳未満の方は入場できません!」と
3歳と2歳の子どもの間に一線が引かれる、…そんなイメージを持ちます。

「やった!」と喜ぶ誇らしげな3歳児。
イメージと言葉がこのひとフレーズで結びつきますね。

フィットしたイメージと言葉でまず、一つのことを覚えましょう。
「未満」なら「未満」のみ。「未満」に習熟したところで、「以上」と「以下」に学習を進めましょう。

楽しく、一歩ずつが確実な道です。
講師は、フィットしたシチュエーションを提供しましょう。

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2268.~苦手×、苦手意識○~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「講師の仕事」(7月20日)
・・・授業の前には、準備をしっかりします。この問題は出来るかな? こういう問題にもチャレンジしてもらおうかな?
   生徒さんが苦手分野に抱く「苦手」意識をなくすのが、講師の仕事です・・・。

そう、生徒さんの苦手意識を解消してあげるのが講師の役割ですね。

「苦手…」「苦手!」、生徒さんがそう言うのはまあ良しとして、
講師が言うのは問題です。

「○○くんは、漢字が苦手です」、これは(×)。
「○○くんは、漢字に苦手意識を持っているようです」、これは(○)。

講師はこの違いをしっかりと理解して、日々の療育に取り組みましょう。

わずかな違いに意識を及ぼすことができてこそ、
教育はいっそう効果を発揮することができます。

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2266.~作業化する~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「作っては、解く!」(7月18日)
・・・中学生のG君の分数の加減。通分が必要な問題へと難易度が上がってきましたが、
   講師に説明しながら解いていき、最後は楽しげに自分で問題を作っては解くようになりました・・・。

     
問題を解くのが生徒さんの仕事であるとすれば、問題を作るのは講師の仕事。
その逆転によって、問題の意図に気づくことができます。

通分の必要な分数の加減では、
予め両分母の最小公倍数を予測しながら問題を作ることになるでしょう。

そうこう楽しみながら問題をたくさん作っては解いているうちに、
「最小公倍数は…、」なんて考えなくても、手がそれを覚えていて問題が解けるようになります。

何でもスラスラとできるようになれば、楽しいものです。
その段階で、知的に考えて解くのではなく、体が覚えていて解けるようになります。
すなわち、作業化します。
作業として行ったことは、知識として覚えたことに比べ、はるかに定着率が高まります。

”その時はできるのですが、少しやらないとすぐ忘れてしまうのです”、というのは
作業化するところまで学習が到達していなかったから、とも言えるのです。

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2228.~療育における絵画~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「作品通して、新しい発見」(6月3日)
・・・絵画展に向けての授業は、今まで見えなかったことや気付かなかったことを知り、
たくさんの新しい発見ができた、大変貴重な時間でした。今後の授業の中で、是非活かしていきたいと思っています・・・。

日頃は教科学習中心であまり絵を描く機会がなかった生徒さんの作品がとても素晴らしかったり、
初めて出品する生徒さんの絵がとても個性的で楽しい作品に描けたことなど、いろいろな発見があったそうです。

ここ連日、絵画展の作品制作の記述が続いています。
・描くってどういうことか?
・生徒さんにとって絵画とは?
・表現手段としての絵画とは?
  感性の表れ、知的活動の表れ
・絵画を通して養われる感性
  ものとのコミュニケーション
  人とのコミュニケーション

Elephas(造形リトミック研究所)の長い教育活動の中で、絵画が療育の中心であった初期の時期から、
教科学習が中心となった時期を経て、
殊にここ第3期においては、療育における絵画の意味づけが深まってきています。
絵画と教科学習、絵画と社会生活能力。

基礎認知能力、基礎描画機能、感性の育成など、
絵画において求められる機能と制作活動を通して育まれる能力とは、教科学習はもとより、
卒後の社会人生活における大切かつ基礎的な力となっていることを認識します。

その気づきがあることによって、日々の療育の目的とそこに至るための方法は
より本来あるべき形のものに近づけるのではないかと感じています。

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2132.~興味を生かして~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「カタカナ、あともう少しです!」(2月12日)
・・・小学5年生のSくん、入会当初はほとんどカタカナの表記ができませんでした。
   でも大好きなものは、カタカナ表記のものばかり。練習を積み重ね、目に見えて上達しています・・・。

Sくん、がんばっていますね。
Sくんの好きなものは、「フライドチキン」「サッカー」 「ポケットモンスター」とのこと。
見事にカタカナが並んでいます。

『ポケモン100』でカタカナをマスターした生徒さんもいらっしゃいます。
思えば、ポケモンはカタカナ学習にずい分と貢献してくれています。
キャラクターごとに特徴があるので、映像と文字(単語:名称)とが結び付きやすく、文字記憶を高めるのに効果的です。

ポケモンに限らず、大好きなものを教材とすることは得策です。
・大好きなものであれば、学習へのモチベーションを高めることが容易です。
・大好きなものであれば、目にするチャンスがたくさんあり、遊びながらに復習ができます。
・大好きなものであれば、触れているだけで楽しいので、反復学習が可能です。

講師は柔軟な対応で、学習効果を高めてあげましょう。但し、学習の機軸をしっかりと保っておくことは肝要です。

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2119.~手で覚えるまで~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「ひも結び」(1月28日)
・・・K君、まずお弁当包み練習からです。右手側、左手側と半分で色分けされた、はりのあるバンダナを使い、
   これですぐに出来るようになりました。次にはいよいよひも、楽しく上達されています・・・。

講師の工夫が良いですね。
ひと工夫があると、生徒さんの来られるのがいっそう楽しみなものです。

生徒さんも、初めて見る2色のバンダナが机の上に出てきたら、
「えっ、これなに!」と目を引かれることでしょう。
これだけで、生徒さんの心をつかめます。

その次は、ゆっくりと簡単に操作を見せること。そこで、
「できそう、やってみたい」という気持ちを生じさせたら、OKです。

多少お手伝いをしたとしても、「できた!」というところで、
また次回、同じように練習をすることがポイントです。

2色のバンダナと「できた!」という感触が、練習効果を高めます。
手が操作を覚えるまで、ほんの短い時間の繰り返しを継続してください。

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2115.Elephas サタデーブログ ~「1月第4週:心に残ったE・Blog」~

2115.Elephas サタデーブログ ~「1月第4週:心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

1月第4週のE・Blogは、「積み重ねの成果が」(1月20日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

・・・ご本人とご両親の努力の積み重ねの成果が現れ、近頃では「どういうこと?」とご本人の口から
わからない部分を質問するようになってきました、とのことでした。

ここで講師が学習指導において心がけてきたことのひとつとして、
「間違えること、わからないことを、本人がタブー視しないこと」をあげています。

大切なことですね。
「できな~い!」「まちがえた~!」「なんで~!?」という本人の気持ちの苛立ちが、
学習の妨げとなり、それが学習の継続を難しくしてしまうことが少なくありません。

周りが、間違えることをタブー視していなくても、
本人自身に”間違えることを許せない”という傾向が多く見られます。

ですから周りはその分一層、生徒さんが間違たり正解できなかったとき、穏やかに対応しましょう。
間違えを予測したり、予め難易度を調整することも、講師が配慮すべきことですね。

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