3325.~チャンスを生かす~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「やらなきゃ、やる、やってみたい」(12月5日)~

おはようございます。統括本部の中山です。

小学6年生のDくん。

彼の大きな課題の一つに「漢字学習」がありました。

教科書の単元が変わるごとに漢字表をつくり、ご家庭に貼っていただいてきました。

その成果もあってか以前よりも大分漢字を書こうという意欲が育ってきたようです。

最近、単元が変わるタイミングで

「次の教科書、読む練習したい。」とよく口にするようになりました。

しかし、どうしても漢字のところで読み間違いをしてしまい、くやしそうです。

思い切って、「1年生からの漢字の『読み』だけを全部復習してみましょう」と提案してみました。これまでは、

「絶対やだ!」と拒否することが多かったのですが、先日「今日はやろうかな」と。

チャンス!準備してあった2年生の漢字の読みにチャレンジし、8割以上読めて自信がついたのか

「次は5年やってみたい」「やっぱり1年やる」「よし、6年やらなきゃ、だね」と

初めて見た漢字の読みへの意欲的な姿勢に講師も嬉しくなり、二人で夢中で取り組みました。

あっという間に授業時間が終わり、

「もっとやりたい」「6年の漢字、これじゃまずいね。やらなきゃ」とさらにうれしい発言。

サッカーを粘り強く頑張っているDくんのことです。

これから自主的に練習を続けることで漢字の力も伸び、教科書の読みもさらにすらすらと読めるようになる日がくることでしょう。あせらず、確実にサポートできたら、と次の教材の準備をし続けます。

 発達支援教室Elephas(エレファース)

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

きょうのElephasブログの中には、Dくんの言葉がたくさん出てきましたね。意欲が少しずつ湧いてきているようです。「今日はやろうかな」、チャンス!・・・学習意欲を育てようとする時、講師は小さな気持ちの変化をキャッチして次の一歩へと進めることが肝要です。授業の中での“チャンス”、講師は見逃さないようにいつも感性を磨いておきましょう。

 

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