3321.~九九~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「つまずきを見極める」(11月30日)~
おはようございます。統括本部の菊地です。
小学校2年生のTくんは、熱心に、前向きにチャレンジする男の子です。
学校よりもほんの少し先取り学習をしても、努力し続けられる力を持っています。
そんなTくんが、今一生懸命に練習している九九。
「いんいちがいち…」と口ずさみながら、覚えようと頑張ってます。
しかし、言い方が難しく覚えにくいものもあります。
「〇〇が・・」(ex.にしがはち)もあれば、「〇〇・・」(ex.にごじゅう)も形の場合もあります。
「答が10より小さい数の時だけ、“が”がつくね」と教えてあげても、
なかなか覚えにくいようです。そこで、一緒に歌って練習しています。
“できて当然“”と思われる課題が出来ないと、
理由も聞かずについ「なぜ出来ないの?」と問いかけがちです。
しかしTくんとの授業を通して、あらためて「どこが難しいのか」「どこで言葉をかけるべきか」をよく見極める大切さを学びました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
九九、理屈ではなく唱えながら覚えてきましたね。ですから、歌いながら覚えることはとても有効です。しかし、最もシンプルなのは従来の“九九”です。歌で覚えたら、従来の“九九”も繰り返しましょう。ベースに歌があるので、よりスムーズに言葉が出てくることでしょう。