3285.~絵を通して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「何でもかけるよ」(10月22日)~
おはようございます。所沢教室の榎戸です。
「きょうも なんでも!かこうね」
椅子に座ると、バンザイポーズをしながらニコニコ笑顔のNちゃん。
幼稚園の年少さんです。
「なんでも!」とは・・・
先月動物園に行ったお話から、キリンを描きました。
「葉っぱたべてたよ」とのことで、木を描き入れて舌を長く伸ばしたキリンさん。
もう一枚は「お水を飲むときはこうやって」と脚を広げ首は下向きに描きました。
「コップはおうちにある?おうちも描かなきゃ」と大きいお家も描きました。
「なんでも描けるよ」との講師の声掛けに「なんでも?」と少し考え込んでいたNちゃん。
翌週はリスを描きました。
「バナナをたべてるのにする」「リスは前足でバナナをもって食べるよ」
(木の実と言いたいところですが、ここはバナナで)
正面向きの立っているリスを描きました。その後は図鑑で見つけた向かい合っているリス。
横向きです。それも対象に向かい合っているリスさん。
描き上げると「なんでもだねー」と拍手です。
一瞬何のことだろうと思いましたが、すぐに納得。
「なんでも(どんなポーズでも)描けるよ」を覚えていたのです。
今は動物を「○○しているところ」と変化させることを楽しんでいるNちゃん。
そんな時間を一緒に過ごせることに感謝しています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
きょうのNちゃんも、本当に楽しそうですね。こどもの絵には、お話がいっぱいです。ことばで表現していることが、次々に絵に変わっていきます。子どものそんな表現への思いを造形リトミックの絵かきうたは、かなえてくれます。絵を通して子どもの心の中を私たち大人が見られることは、すばらしいことです。絵からは、子どもの言葉や気持ちの動きが聞こえてくるようです。