3277.~他者性~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「喜ばせる喜び」(10月10日)~
おはようございます。武蔵境教室の小泉です。
病欠のМ講師の代行授業をしました。
慣れない講師に緊張しつつも、ご自宅では気が重くて取りかかれなかったプリントに自ら手を伸ばした生徒さん。
ささっと仕上げて全問正解。その後も快調に課題に取り組んでいきました。
途中疲労が少し見えましたが、
「これすごくよくできたからМ先生に見せてもいい?」と尋ねると、またもや力が出ました。
授業の最後に「ぼくМ先生にお手紙を書く」とのことで、紙を手渡すと迷いなく書き上げました。
「М先生、いつもべんきょうおしえてくれてありがとう。これからもおしえてください。ちなみにびょうきはだいじょうぶですか?」
お母さまからも「いいお手紙」とほめられました。
生徒さんにはよく、「お母さまに見ていただきましょうね」と声がけします。
お母さまに喜んでもらえるということは、生徒さんにとって、学習における大きなモチベーションになります。
今回それに加えて感じたことは、講師を喜ばせることも生徒さんの大きな喜び、モチベーションであるということです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
環境の変化への対応が難しい生徒さん方が、緊張しながらもよく学習に取り組まれましたね。その意味では、今回とても良い経験をなさいました。その上に、先生を喜ばせたいと思いからの頑張り、さらに加えて、先生へのお礼とお見舞いのお手紙、心がよく育っていらっしゃいますね。褒められることで、子どもは育ちます。しかし“誰かが喜ぶことを自身が心から喜べること”は、“褒められたい”という気持ちよりもより上位の感情(在り方)です。そんな在り方が、自然に育っていることは本当にすばらしいことです。