4072.~文を書く~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「作文、身近なことから」(5月6日)
おはようございます。越谷教室の菊地です。
今年2月に入会されたOくんは、初めての授業の時から元気よくあいさつをし、進んで学習に取り組む生徒さんです。
一つひとつの課題に丁寧に取り組み、時間をかけて理解を積み重ねていけます。
Oくんには2つ下の妹さんがいます。
家でどんなことをして遊んだのか、自身の学校での出来事と共に、いつもお話ししてくれます。
お話の内容は理路整然としていて、聞いていてこちらも楽しくなります。
ある日お母さまより、Oくんは文章を書くのが苦手、という話を聞きました。
目の前の白紙のマス目に圧倒されるのか、文字を書くのは嫌いではないのに、日記が大の苦手だそうです。
そこで、2行ほどの文章を書くことを授業に入れました。
内容は、5分間の休憩時間の間に話してくれた家族の出来事についてです。
先ほどの話しを改め復唱し、文章へと変えていきます。
まずは身近なものから楽しく書ことを繰り返し、自信をつけていくことを今後も続けていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
Oくんには、“誰かに話したくて” “伝えたくて”という事柄が日々あるのですから、日記でも作文でも書く材料は十分ですね。“それを書けばいいのですよ”、ということがOくんにまだ届いていなかったようです。日記や作文だからと言って、構えることはありません。まずは、話し言葉で書いていきましょう。そして、必要に応じて少しずつ書き言葉も使えるように学んでいきましょう。きっと、後から読み返すととても思い出深い日記帳や作文集ができ上がりますね。