3276.~時間軸の中で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「スケジュール、目で確認」(10月9日)~
おはようございます。統括本部の臼井です。
運動会や合唱コンクール、校外学習など、2学期は行事が多く忙しい学期です。
中学生の場合、ここに部活動や定期テストも入ってくるため、かなりハードなスケジュールになります。
そこで、生徒さんひとり一人とスケジュールを確認し、一緒にテスト勉強の計画を立てています。
「体育祭から中間テストまで、2週間しかないんだね」
「1学期、2週間前から提出物をやり始めたら、終わるのがギリギリで大変だったよね。今回は、もっと余裕を持ってやりたいね。」
「じゃあ、3週間前からやればいい? でも体育祭直前だから、練習で疲れちゃってできなさそう……」
「そうかもしれないね。じゃあ、今からやり始めるのはどうだろう? そしたら、体育祭直前はできなくても、テストまでには間に合うんじゃない?」
「今から?! ……でも確かに、体育祭が終わってからじゃ、時間が足りないよね」
生徒さんたちも2学期が忙しいのは分かっていますが、実際にスケジュールを目で確認しないと、なかなか実感が湧かないようです。
先のことを具体的にイメージし、対策を考えることは、勉強だけでなく生きていく上で大切なことです。まずは一緒に、いずれは自分で考えることができるよう、指導しています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
ビジネスマンには手帳が必須と言われますが、生徒さん方においても同様ですね。決められた量の仕事を期限のある中でこなしていく必要があるのですから。しかもそこには、いろいろな条件が加わってきます。毎日が同じではありません。自身の体力を計算に入れていくことも必要です。「体育祭直前だから、練習で疲れちゃってできなさそう……」、これも立派な体力の計算です。生徒さんがこんな視点を持てることは、すばらしいですね。時間軸の中に、さまざまな外部的条件と自身の条件を乗せていく、これを意識的に行うのが計画です。計画を立てたら、あとは実行です。自ら立てた計画であれば、やる気もアップしますね。