3273.~アレンジ、工夫~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「喜んで楽しそうに」(10月5日)~
おはようございます。国立教室の山下です。
「けいおうせん」,「けいようせん」…何となく似ている発音だと思いませんか?
電車が好きで度々お友達と遠方へ乗りに出かけるUさんは毎週エレファースへ通うことを楽しみにしてくださっています。
教室へ入ると一番に日記のHWを提出されます。
そこには何曜日に誰とどの路線で,どこまで行ったかが記録されています。
そして授業プログラムの一つとして、電車の駅名リストアップを行います。
漢字書字,漢字音読,社会科など幾つかの目的を含む複合課題です。
中央線,京王線…講師と一緒に勉強するようになった最初の頃はこの2つでした。
ある日,Uさんが
「けいおうせん」と言ったのを講師が「けいようせん」と聞き間違え,思わず「Uさん,京葉線はないんだよ」と言いかけた途端ふと思いました。
「そうだ,なければ作ればいいんだ!」
その日の授業の最後にUさんに聞いてみました。
「Uさん,次回は京葉線を新しく作ってこようかと思うんだけど,あったらやる?」
Uさんはにっこり、首を縦に振りました。
早速,次の回に新作「京葉線」を行ってみた所,Uさんは喜んで,張り切って取り組まれました。
今では「中央・総武線」「武蔵野線」…と増えていってます。
授業でこればかりではもちろんないのですが,喜んで楽しそうに新作に取り組まれるUさんの姿を見て、他の課題の新作についても「あぁしてちょっと変えてみようか」とか「あそこ少し変えればやりやすくなるんじゃないかな」といろいろ考える今日この頃です。
◇ワンポイント・メッセージ◇
教材を工夫しアレンジすることは、講師にとってとても楽しいことです。教材用意を楽しめてこそElephasや朗豊の講師である、と云ってもよい程です。講師が楽しめれば、生徒さんも楽しめます。初代の所長も申しておりました、「良い教材ができた時は、生徒さんが来るのがとっても楽しみだ!」と。“喜んで楽しそうに”、Elephasと朗豊の教室はいつもこうありたいものです。