3272.~穏やかに~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「3桁計算に挑戦中」(10月4日)~
おはようございます。越谷教室の菊地です。
Fくんは、楽しく教室に通っていらっしゃいます。
1時間の授業をしっかりと聴き、解答のミスもほとんどなく、字もきれいに書こうという意識を持っています。
今、3桁になる計算に挑戦しています。
Fくんはいつもと同じようにスラスラと解いていますが、ここでめずらしく間違いをしました。
それは、「繰り下がりをした後に、1を引く」ことを忘れてしまうことです。
たとえば「13-9」の時、「4」ではなく「14」となってしまうのです。
借りてきたこと、借りてなくなったことを忘れてしまうようです。
繰り下がりには加減などの計算の手順もありますが、計算のミスがないFくんは、単純に「書き忘れた」ことによるミスだと講師は判断し、ブロックを使い、補助線を必ず書くことを一緒に確認しました。
個別指導では、「出来ない」ことや「間違えた」ことについて「なぜこの答えなのか」を判断し、それに応じた対策をすることができます。いつもアンテナを張って、本人の学習の手立てを探しています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Fくんは、小学2年生です。すばらしい学習態勢ですね。幼児や小学校低学年の生徒さんの課題の半分は学習態勢の形成にあると言っても過言ではありませんが、Fくんのご家庭ではお子さんのペースに合わせて穏やかに家庭学習を進めてこられたのでしょう。教室での1時間を学習態勢作りにではなく、学習内容に集中できているようですね。理想的です。お子さんの躓きや遅れを感じると親御さんはついつい慌てて子どもに無理をさせてしまいがちですが、無理は子どもの学習嫌いへと直結してしまいます。急がば周れ、焦らずに、家庭学習は穏やかに坦々と進めていきましょう。