4070.~リズム造形でひらがな練習~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「ふんわり丸く、ふ」(5月4日)
おはようございます。国立北口教室の鵜澤です。
この春、小学校へ入学したNくん。
入学前から、ひらがなや足し算、引き算などに意欲的に取り組んで入学準備を進めてきました。
ひらがなは、お手本を丁寧になぞるところから始めました。
ときには講師が手を添えて、しっかりとした筆圧で書くよう促します。
お手本を見ながらNくんが一人で書くときも、書く動作に合わせて、
「まっすぐすーい」、「大きくぐるっと」などと声をかけていきます。
4月のある日、ひらがなの復習をしていると、「ふ」の字を書くのに少し時間がかかりました。
Nくんは自分で書いた字をじっと見つめ、
「もう1回、書いてみる」と。
2回目は、「ふんわり丸く」と言う講師の掛け声に合わせて、大きくきれいに書くことができました。
上手に「ふ」の字を書いたNくんの表情には、自信が満ちあふれていました。
講師も「今日はますますきれいに書けたね」と声をかけて達成感を共有します。
ひらがなが上達したのはもちろんですが、学習意欲もさらに高まっています。
◇ワンポイント・メッセージ
「ふ」は、とっても難度の高いひらがなです。一つずつの画がはなれている上に、基本となるたて画やよこ画がないからです。この難しい「ふ」に「もう1回、書いてみる」と取り組めたNくんの学習態勢はすばらしいですね。「ふ」が書けて、Nくん、それはそれは嬉しかったことでしょう。講師の声掛けも良かったですね。リズム造形そのものです。