3242.~言葉を介して~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「作文練習」(8月29日)~

おはようございます。所沢教室の吉住です。

中学2年生のN君、職業学科受験へ向けての学習を4月から頑張っています。

作文練習もそのうちの一つですが、自分の考えをまとめることや、文の組み立て、表現することが難しい様子です。

そこで、まずは挿し絵を見て、その状況を文にする練習から始めています。

目に見えている状況を単語でよいから、とにかく書き出してみる。

誰が、どこで、何をしているのか、どんな様子なのか。

主語を何にして、どの順番で単語を結びつけていけば分かりやすい

文になるのか。

あわせて、接続詞の選び方についても学習しています。

文を作るのに、まだ時間はかかりますが、的確な言葉を選び、状況説明がよくできている文をつくることもでき始めています。

N君の中にある言葉がより表に現れてくるよう、書く練習、そして質問に答える練習も続けていきます。

 発達支援教室Elephas(エレファース)

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

N君、地道に頑張っていますね。今、中学2年生。早めに受験対策のスタートができたことは何よりです。作文を書くためには、絵を読みとるところから発展させて、状況を読み取る、出来事を読み取る、そして自身の考えを読み取る力が求められます。そのためには、言葉による理解力と言葉の再生力が必要です。すでに獲得している言語だけでは表現しきれないことについては、語彙を新たに獲得することも必要です。理解も再生も、語彙の獲得もすべてトレーニングです。言葉を意識的に使わずに何となくやり過ごせてきたことを、この機会にとことん言葉を介していく、・・・良い機会ですね。

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