3225.~自身の言葉で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「私大AO入試に向けて」(8月9日)~
おはようございます。西国分寺教室の山下です。
志望私大のAO入試間近のK君。
7月末からの夏期講習で、本番に向け対策を始めました。
願書や事前提出作文を書いては→推敲し→添削し→仕上げる、の連続です。
この一連の作業と共に進めているのが、以前より取り組んでいる面接練習です。
志望校の過去問から質問肢を採ってのQ&A反復。
限られた数の質問でもランダムに何度も繰り返す内に徐々にこなれてくるK君の回答。
“面接の回答は自己アピールの機会、望ましい答えを覚えて言いつつも、自分の強い思いを込めて丁寧な言葉遣いで確実に伝える。”
これを念頭に置き、少し考えながらも言葉を選び、慌てずに言葉を紡いでいくK君。
面接の回答が徐々に良くなっていくのに連れ,作文の内容も少しずつ良くなってきています。
以前は作文作業や面接Q&Aの合間の休憩時もあまり雑談をしなかった彼が、最近はとみに自ら話を持ち掛けてきます。
自分の思いを自分なりの言葉で丁寧に語ると、人はコミュニケーション面でも前向きになってくるのですね。
“言葉は人間を豊かにする”、・・・どこかで聞いたような一文を実感している今日この頃です。
◇ワンポイント・メッセージ◇
K君と講師の真剣さが伝わってきます。いい夏を過ごしていますね。面接、作文の反復練習の中で、K君の内部では言葉が作用し始め、流れが生じてきたようですね。思いはあっても表出しにくかったものが、今は外に表れてきた、といったところでしょうか。授業の合間の雑談も、K君自身の本当の言葉の表出の機会としてとても大切です。秋のAO入試に向け、言葉に自然に思いが込められるようになってくることでしょう。