3103.~子どもの視点から~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

 ~今日のElephasブログ:「本人が楽しんでいるものこそ」(3月20日)~

おはようございます。津田沼教室の織戸です。

リズム造形や絵を描くこと、音楽が大好きなKくん。いつも授業で、笑顔でリクエストがあります。

特にリズム造形に関しては毎回取り組んでいます。講師の方でもバージョンを変えるなど、工夫を加えています。

筆圧を高めながらひらがなの書字の練習をしていたころは、書くことを楽しむためにクレヨンを使用。

大きなサイズをなぞることで形の認識もできたら…それから、始点や終点の印だけで描けるかな、

この形がひらがなの「あ」の書字につながる…など、目的を持って取り組んできました。それは今も変わらず。               

Kくんの現在の目標は、小さなマスにはみ出さずに文字を書くことです。

今はリズム造形に取り組み始めた頃からお気に入りの〇や十字を2Bの鉛筆で1.5㎝×1㎝のマスに描いています。

そんなKくんが先日の授業でこのサイズのマスに名前をはみ出さずにとても上手に書くことが出来ました。

「もうできるからいいかな」ではなく、本人が楽しんでいるものに意味を見出し、発展する授業ができたら、と思います。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

 

 ◇ワンポイント・メッセージ◇

子どもが好んで繰り返し行うことことには、今その子どもが必要としている学習要素がたくさん含まれています。

子どもにとってはその課題がまだまだ新鮮であるからこそ、興味を持続させることができるのです。時には、子どもの方が今必要なものを知っている、と言えることもあります。

そこに講師が気づいて、子どもの興味を上手に学習に取り組んでいくことができれば、それはすばらしいことです。

Kくんがマスに名前をはみ出さずにとても上手に書くことが出来たのも、そんな心掛けの成果と言えますね。

 

発達障害の方のための塾(エレファース)
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