3088.~日常が大切~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「心にゆとりが」(3月2日)~
おはようございます。 所沢教室の佐藤です。
まだまだ寒い日もありますが、少しくらいの風邪なら吹き飛ばしてしまうくらいに元気なYくんは
もうすぐ小学2年生です。
しばらく前まで、繰り上がりのたし算にかなり苦戦していました。
学校で、分からないと感じる時間が多くなって嫌になり、一時は問題を見ただけで
反射的に体を引いてしまうくらいでした。
ブロックを使ってやってみても 腑に落ちない様子でした。
けれども、Yくんは宿題もきちんとやってきて、努力を続けることができるので、
教室で授業をするごとに じわじわと定着していくのがわかりました。
ある時、♪「10をつくろう」を歌いながら9と1を楕円で囲むと、Yくんが
「ピザみたい。ママがピザ作ってくれたんだよ。」と教えてくれました。
「いいなあ! そしたら先生と10のピザをいっぱい作ろう。」と声掛けすると、
Yくんの表情が緩んで、楽しそうに足し算に取り組みました。
その日を境に、心に余裕が出てきたようでした。
今では、スラスラと計算ができます。
頑張ったね!Yくん。
◇ワンポイント・メッセージ◇
ピザ、お母さんが作ってくれたピザ。日常で、穏やかな心の土壌が育てられているのでしょう。
Kくん、思わず表情が緩み心も開かれれたので、足し算もすうーっとKくんの中に入っていったようです。
足し算とピザ、関係なそうで大いに関係あるのです。日常が大切ですね。