3082.~身近な疑問から~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「形さがし」(2月23日)~
おはようございます。東中野教室の渡邉です。
形の勉強では、四角形や三角形などその特徴によって細かく分類する学習に入っていきます。でも『正方形』や『平行四辺形』という言葉だけで、その形をイメージすることは難しいと思います。そこで、身近なものの中から形を探してみました。
電車の大好きな生徒さんとの学習です。
正方形は・・・・・電車を前から見たところ 運転席
長方形は・・・・・電車を横から見たところ
ひし形は・・・・・パンタグラフ(生徒さんが見つけました)
平行四辺形・・・・、あるかしら…、ありました、ケーブルカー
画像を見たり、絵に描きながら確かめていきます。
三角形は・・・・、ないかしら…、いえいえ、 電車の中にありました。つり革です。
つり革にも正三角形や二等辺三角形の違いがあり、
電車や取り付け場所によって、形や色が違うところもあります。
その違いはなぜ? 学習も発展していきます。
好きなものや身の周りにある形を探してみる、いろいろな発見があるかもしれませんね。
◇ワンポイント・メッセージ◇
つり革に正三角形と二等辺三角形があるとは、知りませんでした。
なぜでしょう。なぜ?と思うと益々知りたくなりますね。
かつては、つり革と言えば円形でした。
対象から形を抽象し、更に探索していく、そして創造へ。
造形リトミックの醍醐味ですね。