4057.~静かに落ち着いて~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「ルールを守る」(4月19日)
おはようございます。武蔵境教室の小泉です。
PCで教科書の音読学習をしている小1の生徒さんがいます。
パソコン操作を任せることもあります。
ある日、音読スピードを調整する2つのマークで極端に早くしたり遅くしたりして遊び始めてしまいました。
そこで、その日の国語の学習はそこまでで切り上げました。
翌週の授業で、読み上げソフトを立ち上げる前に、
「スピードマークで遊んでしまう人は、パソコンを使えません」と伝えました。
すると、「じゃあ、やんない」と横を向いてしまいました。
そこで講師は、それ以上そのことには触れずに静かに別の課題を始めました。
しばらくすると生徒さんから、
「遊ばないから国語をやりたい」との意思表示がありました。
いらだちを抑え、自分で気持ちを立て直した生徒さんに、少し驚きました。
その後の国語の学習では、ルールを守って2年生の単元を楽しく読み進めました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
生徒さんの自己調整と回復力、また講師の対応、良かったですね。お子さんがスムーズに行動できないことは、ご家庭でも日常茶飯事でしょう。そんな時の対応として、”さっと軽く受け流す”ことは良策です、「それ以上そのことには触れずに静かに別の課題を」というように。同じことを繰り返させないために、”はじめに注意を促す”ことも良策です、「~してしまう人は、~を使えません」というように。ポイントにおいては、きちんとルールを示しましょう。何れにしても大切なのは、周囲の者が静かに落ち着いて対応することです。