3043.~数をイメージする~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「ブロックを使って」(1月9日)~
おはようございます。西国分寺教室の大滝です。
Yくんとブロックで数の勉強を行っています。
1から9までのブロックを目の前において
講師が「これいくつかな?」と聞くと、Yくんは、「1、2、3…」と数えて個数を答えます。
10にまとまると桁が変わって10の位になります。
ブロックが10個入る1つのケースに入れて、「これが10のかたまりだよ」。
ブロック10個入りのケース1つとブロック1個で、「これは全部で何個?」
Yくんは全部答えます。
10の分解も歌を何度も聞いて覚えました。
ブロックを目の間において足し算、引き算。「これで何個?」と聞くとYくんはどんどん答えます。
次は繰り下がりの引き算です。一緒に頑張ろうね。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Yくん、ブロック学習で数のイメージが定着し、楽しく数学習が進んでいるようですね。
十進法においては、「10のかたまり」の理解と10の補数の理解が必須です。
さくらんぼ式の計算においても、10の枠組みの中で数が見えていること(=数をイメージできること)が求められます。さくらんぼ式の計算では、1問の中で数の加減を使いこなす訳ですから、指折り数えている段階では、その計算は複雑になるばかりです。具体物を使って数を操る作業学習は、算数の基礎においてとても重要です。