5084.~子どもの力?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース、
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「大好きなタワーでリズム造形」(7月29日)
おはようございます。エレファース中野坂上教室の小田です。
Nくんは年長さん。
エレファースにはご兄弟で、長く通っていらっしゃいます。
時に、ブースを脱走することもあるNくん。
今日は、予定していたプログラムのリズム造形に取り組むことより、大好きなタワーの絵を描くのに夢中です。
でもそんな時に、
「一つでも良いから、何かを学んで帰れるように!」という恩師の言葉が頭に浮かんできました。
タワーの中には、リズム造形で学ぶべき、“たて線”、“よこ線”、“ななめ線”、“ぎざぎざ”など、基本線描の要素がいっぱいです。
自ら好んで学ぶことほど、力となるものはありません。
夢中でタワーを描く行為こそ、まさにリズム造形。講師は、Nくんの描画作業に造形言語を乗せていきます。
作業+言語+形態、正にリズム造形の三要素です。
Nくん、大いに満足です。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Nくんの満足した笑顔が目に浮かびます。子どもが熱中していることを大いに活用しましょう。そこには、子どもにとって大切な課題が含まれているはずです。Nくんは何に興味を持っているのか、Nくんの志向を探るきっかけにもなります。Nくんはこんなこともできるんだと、Nくんの力を改めて発見することもできます。もちろん、プログラムに沿って講師の指示に従う態勢を育てる必要性もあります。それはそれで、また別の形で行いましょう。