5078.~電話対応?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「会話のキャッチボール」(7月22日)
おはようございます。エレファース越谷教室の西です。
Iさんは現在、会話の学習として、相手に自分のことや自分が行ったことを報告する練習をしています。
丁度、お父様より「エレファースの教室に着いた報告をスマートフォンでさせて欲しい」とのご希望が有り、
さっそく会話の台本作りを行ってみました。
Iさんと一緒に、“教室に着いたこと” “これから勉強を始めること” “お迎えをお願いすること” などを
お父様にどのように伝えるか言葉を考えました。
スマートフォンの操作はスムーズで、すぐにお父様につながりますが、
お話ししたい3つのことを一度に一方的に話してしまい、すぐに切ってしまいます。
そこで、パワーポイントの画面で、お父様との会話のページを作りました。
Iさんが一言いうと、次にお父様が何とおっしゃるかかぎ括弧でくくり、お父様の言葉を聞くところを見てわかる様に
してみました。
すると、Iさんが話した後、お父様の声を聴くために待てるようになりました。
そして「お父さん、気を付けて来てください。お願いします」との言葉を添えて電話を切ることができるようになりました。
この先も会話のページを増やして、スムーズな会話のキャッチボールになるように続けていきます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
『 』(かぎ括弧)を使って、相手のお話しのタイミングを視覚的に提示する、すばらしい工夫でしたね。その『 』の中にどんな言葉がお父様から返ってくるか、逆にそれが楽しみになりますね。会話の後に、お父様からの返答を『 』の中に入力して、視覚的に確認しましょう、そして講師とそれを読み合ってみましょう。