5070.~身体が記憶する?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「また水やろうね」(7月12日)
おはようございます。エレファース武蔵境教室の小泉です。
Sくんが学校で受けた算数のまとめテストを見せてくれました。
水のかさの問題で、リットルとデシリットルの換算に誤りがありました。
こんな時はリットルマスの出番です。
デシリットルマスを片手にSくんが上の線まで水を入れ、リットルマスに入れていきます。
「はい1デシリットル」、講師が大きな声で言います。
2杯目が入りました、「はい、2デシリットル」。
途中「何デシリットル?」と確認しつつ、同じことを10回繰り返すと、リットルマスがいっぱいになりました。
Sくんは「また水やろうね」と笑顔で帰って行きました。
翌週も同じことを繰り返しました。
講師にとっても楽しい時間でした。
次に水のかさの課題が出たら、きっと水の学習を思い出してくれると思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
この作業、この体験がとても大切です。「1Lは10dL」と知識的にその場では覚えたとしても、忘れてしまうことが多いでしょう。しかし、体験で覚えたことの定着度は知識として覚えたことに比べ、はるかに高いのです。それは、いろいろな感覚が身体的に残るからです。身体が記憶する。かさの学習、水を使うこの学習は、今の季節、夏にぴったりです!