4973.~母子分離へ?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「造形リトミックで、あせらず、楽しく」(3月21日)
おはようございます。Elephas 西国分寺教室の小川です。
Sちゃんは秋にご入会された生徒さんです。
無料の体験授業の際に取り組んだ点描(リズム造形「とんとん・てんてん」)がお気に入りです。
ご入会後も授業の導入で取り組むプログラムとして欠かかせないアプロ―チです。
来室して着席すると、挨拶の前の第一声が
「てんてん・・・」です(笑)。
Sちゃんは音楽に併せ、とてもリズミカルに、且つバランス良く用紙全体に上手に点描します。
お絵描き帳には事前にクレヨンで「イチゴ」、「バナナ」、「おにぎり」、「ドーナツ」などの絵を描いておき、
そこに点描していきます。
点描が完成すると、Sさん、お母さま、講師の3人で一緒に
「いただきます。モグモグモグ。ごちそうさまでした」で、楽しく授業を開始します。
本来、授業は「生徒さんと講師の1対1(母子分離)」が原則ですが、
その態勢が整うまではSちゃんにはもう少し時間が必要であり、その点が今後の課題です。
現段階では楽しく授業に取り組めていることを前向きに捉え、授業を進めています。
また、Sちゃんは歌唱造形(絵を描くこと)にもとても関心が高く、リズム造形と併せて取り組んでいます。
Sちゃんの関心のあるプログラムで「あせらず」「楽しく」授業を進め、態勢を整えていきたいと思っています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
造形リトミックメソッドの「点描」は、多くの生徒さんにとってお気に入りの課題です。そこから学習の楽しさ、教室の楽しさを味わい、学習態勢が形成されていきます。機能トレーニングとしての造形リトミックも教科基礎学習課題も隔たりなく、楽しみながら学習を進めて行かれるようになります。そのような授業を重ねるうちに講師との関係性も育まれ、それに加えて集中力や持続も養われ、母子分離も自然に進みます。お母さまは、後ろで見守るような態勢になられると良いですね。安心して、授業を積み重ねていきましょう。