4026.~発語を促す~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「もっと私の気持ちを伝えたい」(3月14日)
おはようございます。津田沼教室の堀です。
Aちゃんは入会した時には発語が無く、いろいろな練習をしながら、多くの発語を心待ちにしている生徒さんです。
授業では、
「先生、パパ、ママ」などが毎回言えるようになり、先日は描きたい絵を一緒に選んでいる時に突然、
「だんご!」と言い驚かされました。
そのAちゃんと絵カードで単語の練習をしていた時のことです。
「えんそく」というカードを見て、突然Aちゃんが自分の胸を指して何かを言おうと声を出しました!
しかし、上手く言えず、紙を渡すと単語を書きました。
またさらに、練習してきたひらがな50音の一覧表を指差して、伝えたい単語を示してくれました。
「にじ」、「なみだ」などのいくつかの単語から話したい内容を推測し、Aちゃんに確認すると嬉しそうにうなずきました。
ずっと待っていたAちゃんの、
「もっと私の気持ちを伝えたい」という発声の瞬間でした。
授業の後のAちゃんの満足顔もとても輝いていて本当に嬉しかったです。
これからAちゃんが気持ちを表現するための学習として、さらに何をしようかと考えてワクワクしています。
◇ワンポイント・メッセージ
発語のないところから授業を始めた生徒さん、入会されてしばらくすると、お名前の「あ」の音が出てきたのでしたね。 今では毎回「先生、パパ、ママ」が云えるようになったとは、大きな成長ですね。まだまだ表現しきれないことがたくさんあるとしても、Aちゃんの中にはたくさんの言葉や気持ちが在ることがわかります。そしてそれを伝えたいという気持ちが育っているとしたら、発語が次第に増えていくことが大いに期待できます。しかも、既に発声によって相手に意を伝えることができ、その発語機能も確認できているわけですから。本当に、楽しみですね。