4025.~言葉の理解、確認を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「気づき」(3月12日)
おはようございます。津田沼教室の織戸です。
Rくんと時計の学習をはじめました。
エレファースオリジナルの時計の曲をかけると耳を傾け、じっとパソコンを眺めます。
翌週もニコニコと楽しそうに動画をみます。興味をもった様子です。
時計の絵カードや実際の時計の針を動かしてみる、時計の絵を描くなど様々なアプローチをしています。
その過程で気になることが出てきました。
長針と短針を理解できていない様子。
時計の学習とあわせて長短・大小の学習をすることにしました。
こういった学習は、Rくんのように足し算をひとりで解くことができ、100まで順番に数字の読み書きをし、学校では九九に取り組んでいるなど算数の学習が進んでいる生徒さんはわかっていると思われがちですが、
理解できていないこともあります。
形容的な言葉でもあり、比べる作業が必要なこの概念の理解は難しく、
しかし今後の学習や生活をしていく上で大切なものです。
新しい単元学習を始めたことで、別の学習の気づきを発見しました。
個々の生徒さんへの気づきを大切に丁寧な授業をしていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
そうですね、数を規則的に理解していても、言葉の理解が抜け落ちていることはよくあります。文章題が苦手という生徒さんは、この例に当てはまる生徒さんです。Rくんの時計学習において、気づきを得たことは良かったですね。そこに気づくかどうかは、学習を進める上でとても重要です。言葉の理解の如何によっては、時計学習での「長い針は?」「短い針は?」という問いかけがすべて意味のないものになってしまうからです。