4577.~問題解決~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「社会人、生活リズムを」(12月16日)
おはようございます。津田沼教室の織戸です。
社会人のCさんは、授業開始時に予定表を使って学習課題を確認します。
月末にはカレンダーをPCで入力作成し、次月の授業の有無やお仕事の予定を加えます。
カレンダーの作成時に季節の絵を自ら選んで描いた絵を添付し、
「もうすぐ、お月見です」、「クリスマスはイルミネーション」などの発言もあり、季節の会話も楽しんでいます。
Cさんは見通しを立てることで、安心し、落ち着いて行動ができているようです。
そんなCさんですが、ご自宅では大好きなゲームをずっとやってしまい、生活リズムが崩れていると親御様よりご相談がありました。
貼り紙や声掛けを工夫したがやめられないとのこと。
そこで、ゲーム以外の時間を作れないかと宿題を出すことにしました。
お仕事もあるので、やらなければならないとの負荷があるようであればやめようとしたのですが、
親御様からは嫌がらずに取り組んでいるとのお話があり、継続することに。
次に、宿題を渡す時に取り組む日付と時間を確認するようにしました。
翌週、自分から時間になったらゲームをやめて宿題に取り組んでいて驚いた、とご報告がありました。
エレファースを通して、取り組んだ達成感や自信につながる時間をCさんのライフワークに少しでも添えられたらと考えています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
ゲーム依存とまでは行かなくとも、ゲームによって生活が乱されてしまうのは、大きな問題です。そんな危うさのあったCさんが、「自分から時間になったらゲームをやめて宿題に取り組んでいた」とは、ほんとうに驚きです。すばらしい変化ですね。教室での学習が楽しく、学ぶことに意欲が持てたのか、決められた“時間通りに”という意識が強いのか、やることがないからゲームをやっていただけなのか、・・・。このように状況を分析しながら、教室では親御様からの問題提起に対して、共に問題解決に取り組み、生活の適正化と充実を図っています。