4509.~講師も、楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「教科書が基本!」(9月28日)
おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。
高校の数学と物理の教科書を読み直しています。
基本に立ち返って、生徒さんたちの「わかりづらさ」を知ろうと思ってのことです。
書店には多くの参考書や問題集がならんでいます。
語り口調や対話形式で、たくさんの色とイラストで、さらには動画や音声までついて、飽きることなく学習がつづけられるようにさまざまな工夫が凝らされています。
けれどもそれら参考書や問題集と比較しながら教科書を読んでいると、あらためて「教科書が基本」であるということに気づかされます。
必要事項が簡潔に無駄なくまとめられている教科書は、やはり学習のスタートになるものだと言えます。
そして同時に、生徒さん方の「わかりづらさ」も見えてきます。
簡潔を旨とする教科書には、たとえば、
「ここは中学のあの単元のあの公式を利用して」といった記述がほとんどありません。
その教科を苦手とする生徒さんにとっては、飛躍とも思える展開があちこちにあります。
「ここではどういった声かけをするとよいのだろうか」
生徒さんひとりひとりの顔を思い浮かべながら、それぞれの得意不得意を考えながら教科書を読みすすめています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「高校の数学と物理の教科書を読み直す・・・」、いい時間ですね。参考書や問題集を見比べる、・・・時間は一気に数十年も前の高校時代に、感覚はあの頃の書店、書棚に移りますね。しかし講師としてはそこに、生徒さんのお顔が浮かんできます。初代の所長は、「Elephas」や「朗豊ゼミナール」の前身である教室を「造形リトミック研究所」と名付けました。私達講師が互いに研究し合いながら療育を進めていく、そんな思いが込められています。