4430.~個性を活かして~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「所作、自然の流れで」(6月28日)
おはようございます。国立北口教室の八箇です。
H君は、とても礼儀正しく思いやりもあります。
教室に来ると、
「こんにちは」と挨拶し、脱いだ靴のかかとを手前にして揃え、次に来る人の邪魔にならないようにと隅に置きます。
スリッパを履き手指の消毒を終えると、講師が向けた検温器に腰を折っておでこを近づけます。
検温が終わると手洗いうがいをして、
「失礼します」と言って授業を行うブースに入ってきます。
授業中は、しっかりと姿勢を保ち集中して課題に取り組んでいます。
講師が、何かアドバイスしたり、褒めたりすると、必ず、
「ありがとうございます」と返って来ます。
授業が終わりブ−スから出るときは、一礼して退室していきます。
ブースを出て履いていたスリッパを脱ぐと揃えて戻し、靴を履くとこちらに向き直り、
「ありがとうございました」と言って出ていきます。
さらに外に出るとこちらに向き直り、外側のドアノブを掴みながら音がしないように静かに閉めて帰っていきます。
こうしなければいけないといった義務的なものではなく、習慣として身についた自然な流れのように感じます。
面接の練習の時には、このH君の所作をお手本として行っていきたいと思うほどです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
H君の安定した一連の動作はすばらしいですね。内面の良さがあらわれています。彼は今年受験に挑戦。自身の受験準備、その合格へのプロセスにおいても流れるように着々と進めて行きたいというところが彼自身強いのではないかと感じます。早めに目標を設定し、無理のない計画と無理のない課題の設定で坦々と準備を積み重ねていかれるように、そこが彼へのサポートのポイントだと思われます。