4422.~ストレス、小さなうちから~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「エレファースに来たら、楽しい学びの時間を」(6月19日)
おはようございます。越谷教室の早川です。
新しい学年になり2ヶ月が過ぎましたが、
まだクラス内が落ち着かないためか自身も心が落ち着かない様子のSくん。
今日も授業中にポツリと、
「学校でね、ストレスがね、あるんだよ」と、つぶやきました。
本来ならば、大好きな恐竜や天体などの図鑑で得た知識を嬉しそうに話してくれる、とても明るい生徒さんですが、
今日の授業開始時は学校の宿題を見つめるばかりで、なかなか手が動きませんでした。
こんな時は、無理して学習を進めようとせず、先ずは生徒さんの好きな話題を共有し、それに繋げる形で学習に取り組む様にしています。
今日の学校の宿題は漢字練習と、ある動物の説明文のプリントと算数プリントでしたので、
初めにSくんが好きな動物の話題に触れ、彼の知識や想像力を引き出し褒めて、Sくんの沈んだ気持ちを明るくするお手伝いをしました。
気持ちが浮上し心が整うと、自然とSくんの顔が上がり笑顔がこぼれ、
ご自宅では1時間掛かりだという漢字練習も楽しく行うことが出来ました。
本来、学びは楽しいものであると思いますが、様々な要因で前向きに学習出来ないということは誰にでもあります。
そんな時でも、どんな時でも、エレファースに来たら少し気持ちが軽くなって笑顔になって頂きたい、
楽しい学びの時間を過ごして頂きたい。
お帰りの際、いつもの元気なSくんの姿を見ながら、思いを強くしました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Sくん、「学校でね、ストレスがね、・・・」とは心配ですね、まだ小3なのに。それにしても、よい形で気持ちのサポートができましたね。お母さまに背景を伺って、ストレスの要因をきちんと把握してあげることは必要ですが、気持ちを切り替えられたことはすばらしかったですね。学年が上がるにつれて、ストレスは増すかもしれません。でも小さなうちに、ストレスを上手に乗り越えていくスキルを身に付けていくことも大切です。