4405.~豊かに生きる~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「成人の生徒さん 目的は」(5月30日)
おはようございます。越谷教室の片桐です。
この春から初めて成人の生徒さんの担当をすることになりました。
彼が通室される目的は、受験や成績アップを目的とする小中高生とは異なります。
「日々の生活を豊かにするために通っています」、まさに人が生きる上で一番大切なことだと思います。
では「彼がより豊かに生きるために、今は、そして次はどのように取り組んでいくか・・・」と考えるにつけ、
教科指導や受験指導とは違った難しさと奥深さ、やりがいを感じています。
口頭での言葉以外でのコミュニケーション、どうやったらより心を通わせ合い、笑い合えることができるだろうか。
自立書字を目標に彼が鉛筆を持つ手に講師の手をそっと添えながら、その温かさに希望を感じています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
『発達』という概念がかつては身体的成長期のみを対象としていたのに対し、今やそれは全生涯を対象とするものとなって、生涯に亘る心的成長の可能性を示唆しています。教室に長く通われる生徒さん方も、成人してから数字をひとつずつポインティングしたり、名前文字を順に並べることできるようになったり、というケースが少なくありません。生徒さん自身も満面の笑みでそのことに大きな喜びを表現されます。課題への集中力もグンと高まります。自身が“分かる” ことや“できる” ことに面白みや満足が感じられるのでしょう。それが、生活での意欲にもつながります。日々生き生きと楽しく快活に生きること。それによって周囲の方々とのコミュニケーションも増し、より広い楽しみにも出会っていくことができます。