79.楽しく宿題!(7)まとめ

知的障害・発達障害教室の造形リトミック教育研究所

79.楽しく宿題!(7)まとめ
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
  造形リトミック教育研究所  

*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー  

 おはようございます。

 宿題を楽しくこなす方策について、具体的な課題を想定して6回にわたって考えてきました。

 1)漢字の学習
 2)算数:筆算(足し算・引き算)
 3)算数:筆算(かけ算・わり算)
 4)算数:文章題
 5)国語:音読
 6)国語:読解

 他にもいろいろな宿題が出されるでしょうが、考え方はひとつです。これまでのことをまとめてみました。

・お子さんの力に合わせて、宿題はできる形にアレンジして行わせること。
・お子さんの力に合わせて、宿題の分量を加減すること。
・やり方や考え方は、充分にお手本を示してあげること。
・どんどん教えてあげること。
・宿題に完璧に取り組むことよりも、先生との約束をきちんと果たす責任感を育てることを第一の目的とすること。
・「宿題をちゃんとやった」という充実感と満足感、開放感を体験させ、その心地よさを体得させること。
・「明日先生に出すんだ!」というあしたの学校への期待感を持たせること。

 もう20年近くも前のことですが、あるお母さまがこんなふうに言われました。
「夏休みに、絵の宿題が出ているんですけど、私が左手で描いておきました」。

 私も立場上、全面的にお勧めとは言いませんが、その気持ちというか意図しているところは大賛成です。とにかく親子さん共に、宿題で苦しまないことです。宿題のためにお互いにストレスをためていっては、生活にマイナスの循環を生むばかりです。生活リズムも何もありません。

 かと言って、宿題はイイカゲンにやっておきなさいというのではありません。本当の意味で、良い加減にやりましょう、ということです。

 宿題に取り組むことが、親子のよいコミュニケーションとなるように。お母さんと一緒にやって楽しかった、となるように。遠回りに感じられるかも知れませんが、良い循環は学力にとっても良い結果を生みます。

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