
75.楽しく宿題!(3)
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
造形リトミック教育研究所
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おはようございます。
宿題を楽しくこなすのにはどうしたらよいでしょうか。具体的な課題を想定して、気楽に考えていきましょう。
今日は、「算数:筆算」(かけ算とわり算)
1)足し算や引き算と同じように、問題が正しく読めているか、確認しましょう。
スイスイ宿題をこなす感覚をつかませるためにも、問題をすらすらと読む学習をさせてみましょう。
場合によっては、読んだだけで○をあげて「宿題出来上がり!」としても良いでしょう。
2)横式を筆算に直す練習をしましょう。どんどん筆算に書き直して、筆算の形態に慣れていきましょう。また、課題によってはその逆を行いましょう。筆算を横式に書き直す。
場合によっては、それだけで○をあげて「宿題出来上がり!」としても良いでしょう。
3)足し算や引き算は計数ができれば、どうにかできますが、かけ算やわり算は九九ができなくてはどうにもなりません。九九の練習を別紙に行いましょう。九九を学習した用紙を宿題にとめて提出したのでも充分です。
4)かけ算やわり算は、計算のプロセスで位を順にずらして書いていきますから、その要領をしっかり把握しなくてはなりません。国語のマスノートのような用紙を使って、問題と解答を書き写しましょう。位取りのずれていく様子を体得しましょう。問題数は少なくても良いですから、手順をしっかり学習しましょう。
5)特にわり算では、商がわからなくてイライラするような場面を生じさせることは避けることです。商は何が立つかを教えてあげましょう。商の立て方は、たとえば「96÷32」のように横式で感覚的に把握できるまで充分学習しましょう。
※とにかく、かけ算やわり算では、1問を解くための作業数がぐっと増しますから、作業手順の習得を大きく、ゆっくり行いましょう。そのために問題数が減っても全く構いません。ストレスを生じさせずに、学習を続けることが大切です。
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