4326.~数、具体化して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「たしざん・ひきざん、楽しく」(2月27日)
おはようございます。津田沼教室の織戸です。
Rさんは足し算の学習に取り組んでいます。
音楽が大好きなRさんはたし算の歌に合わせて楽しそうに歌いながら答えることがお気に入りです。
Rさんの指と講師の指を、
「あわせていくつ?」と数えたり、たし算の計算式にドットを記入して取り組んだりと
様々な方法で学習しています。
先日は大好きなパンを使いました。
Rさんの前に3つパンを並べ、
「2つもらいます」と問題にあわせてパンを動かし、手元の数を確認します。
講師が「3+2」と式に書いてみせると嬉しそうに答えの5を記入することができました。
次は「1つ食べました」と言って講師が食べる真似をすると楽しそうなRさん。
「今度はRさんがやってね」と問題を出していくと、
Rさんはパンを数えて動かし、おいしそうに食べ真似をしていきます。
具体物を使うことで、数の移動を視知覚で学習することができます。
基本的な学習ではありますが、
アプローチを変えながら繰り返し、数概念の形成を大切にしたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
“楽しい”、が一番です。歌を楽しみ、具体物を楽しみ、操作を楽しみ、講師とのやり取りを楽しみ・・・。数に対する実感、“気持ちや感情”を伴って数学習を進めて行きましょう。本人にとって数が具体化する時、つまり実体化する時、数概念は育っていきます。