412.一息いれる勇気を

412.一息いれる勇気を
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

・・・この1年間を駆け抜けるようにして過ごしてきた方は、休むことも必要です・・・
今月のメッセージはこれだけです、と言っても過言ではありません。

 ちょっと学習が負担になってきて、
・親御さんもお子さんもストレスがたまったり、
・この先が心配でたまらなかったりとか、
・成果が見えなくて親御さんは怒りたくなるし、お子さんは怒られてばっかり、
・親御さんからは笑顔が消え、
・お子さんは弱いものにストレスをぶつける、
 
 というような方、いらっしゃいませんか?

 ずい分、がんばってこられましたね。ここで一息つきましょう。お子さんには、やればやるだけの能力があることは分かります。しかし、少しやりすぎたり、少々要求レベルが高かったり、失敗を咎められたりすると、お子さんはこちらが思っている以上に気持ちを損ね、ストレスを抱えて、学習に対する悪循環が始まってしまうのです。

この悪循環を一度たち切るためにここで一息つきましょう。

 ”ここでがんばっておかないともっと大変になる”、と焦る気持ちはわかります。が、マイナスの循環をさらに深めてしまうことは、もっと大変な状況になってしまいます。それより、勇気をもって一息つきましょう。その方が、この先の大きな前進が期待されます。

 私の家の近くの花屋さんは、お正月や夏休みには1ヶ月完全にお店を閉めて、休暇をとってしまいます。この時期に、ずい分勇気のあるスケジュールです。でも、休暇が終わってお店がまた始まると、お店の前は色とりどりの花の苗が4重5重と並べられ、それはもう見事なものです。切花は置かずに、鉢植えと苗ばかりを扱っているお店です。扱うものも絞っているのです。あれもこれもと扱っては手間や管理が大変でしょう。が絞っている分、お客さんには良い商品を提供できているようです。1ヶ月の休暇から得る力は、とても大きなものがあるのでしょうね。

 親御さんもゆっくり休んで力を回復されたら、気持ちも変わって新たな思いでもっと効果的に学習を進められることでしょう。お子さんも休ませて、気持ちを解放させてあげましょう。お子さん本来のいい笑顔がきっと戻ってくることでしょう。

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造形リトミック研究所
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