597.ご質問にお答え:母子分離
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
まず第1は、
「離そう、離そう」とあまり思わないことです。
初歩にも初語にも、排泄の自立にも個人差があるように、母子分離の時期にも個人差があります。それは、環境にもよりますし、お子さんの気質にも発達段階もよります。
母子分離を拒むお子さんは、やはり「一緒にいたい!」と必死で主張しているのです。ならば、一緒にいてあげましょう。
嫌がるのを何か上手いやり方で引き離すことを考えるのではなく、お子さん自体が自然に「ひとりでも、だいじょうぶ」と言える、そんな心理的状況にしてあげることを考えましょう。
まさに、イソップ物語の「お日さまと北風」です。引き離そうとすると、よけい強くしがみついてきます。
「お母さんと一緒でなくてもだいじょうぶ」というのは、お日さまにぽかぽか照らされているような、安心感と満足感に浸っている状況です。
ですから、寝ている間やちょっとおもちゃに夢中になっている間にお母さんがいなくなってしまった、というような状況は決して作らないことです。それは、お母さんはいついなくなるかわからないという不安を与えてしまうだけだからです。これが第2に大切なことです。
母子分離トレーニングは、「いいわよ、いつもお母さんと一緒ね」というお子さんへのゆったりとした許容とお母さまのゆったりとした身がまえから始まります。
造形リトミック研究所
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