384.感動する主体に
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所
今朝の教室ブログ「雪だるま作れるかな」、もうお読みになりましたか?
一人ひとりの講師たちは、いかに生徒さんにテーマへの興味や関心を持たせ、感覚を働かさせ、気持ちを動かさせるか、ということに熱心です。
造形リトミックの目的は、だれもが「描けるように・作れるようになること」にあります。それを認知の点から、技術の点から、また表現の点から統合的に指導にあたります。しかし、それと同時にもうひとつの大切な目的があります。それは、テーマとなっている対象に対して、自らの感覚が働き、自らの気持ちが動くような主体となり得るように育てることです。
1月は、「雪だるま」のほかに「野菜」をテーマにしました。野菜を描き、野菜を作ります。各教室ではテーマに関してそれぞれに、生徒さんへの工夫が行われています。
・パックに入った本物のににんじんが置いてある教室
・大根やにんじんの芽が出るようすを見させるように水栽培をしている教室
・画用紙工作の野菜を竹かごに入れてリアルにディスプレイしてある教室
・画用紙工作の野菜をスーパーの袋に入れて、買った野菜のようにして持ち帰らせている教室
かつて、軸を切ったしいたけを黒い画用紙の上に伏せて一晩置き、胞子が放射状に広がる様子を見せたこともありました。
各教室の工夫を目の当たりにすると、こちらもあっと驚いたり、いっしょに楽しんだり、感心したりします。親御さんにしても同様でしょう。生徒さんにとっては、もちろんです。実は、講師自身もそれを楽しんでいるのです。
感覚を育て、感動する心を育てる教育は、知識を得られるだけでなく、生き方自体を豊かにします。教室のテーマを通して、生徒さんも親御さんも楽しみ喜び、教室のテーマがご家庭の中にまで浸透することが出来れば何よりです。
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造形リトミック研究所
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