374.両親のささえ

374.両親のささえ
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 今日は成人の日です。成人式は、親からの自立、つまりこれまでに育まれたものをもって社会人として自立するという意識を形式化して明確にする儀式の日です。

 今、若者が職に就くのが難しい状況ですが、それでもそんな状況を切り拓き、希望を持てる人間に育っててもらっていたら、親御さんはじめ、これまで育まれた人的・物的環境に感謝しましょう。

 きのうテレビで、「もうひとつの箱根駅伝」という番組を途中30分ほど見ました(全部見られなかったのが残念でしたが)。若者の全力での挑戦には感動するものがありますが、その背後には監督やメンバーやこれまでの指導者、そして親御さんの大きな支えがあります。

 番組は、昨年競技で予期せぬ棄権を経験し今回再挑戦した選手とその両親をクローズアップしていました。競技生活では挫折する時もあります。親と顔を合わすことができないような心理状況の時にも、親は黙って背後から息子を支え本人が乗り越えるのを待ちました。その間の両親からの何通かの短い励ましの手紙の言葉が、息子を支え大きな力となって今回再び競技に臨むことができたのです。

 息子への深く強い愛情もさることながら、父(夫)と母(妻)双方の、思いをひとつにした在りように大きな力を感じました。両親がひとつとなっていること、その在りように子どもは大きな支えを得るのでしょう。

 その在りようは、成人した後も自身が自立した大人として歩んでいく上での理想となる美しい在りようです。そしてそれは、いつまでも大きな支えの力となっていくことでしょう。

 教室の一人ひとり生徒さんの親御さんにも共通のものを感じます。またあした、お伝えしたいと思います。

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