1236.~父親への思い、日ごろから~

1236.~父親への思い、日ごろから~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『改めて、お父さんのことを』(6月18日)~父の日も、お手紙・色紙づくりをしました。母の日にくらべると今ひとつ分かりにくかった様子で・・・。

 すごい勢いの商戦の中でも、父の日よりも母の日にウエイトが置かれているように感じますが、それは人間の本能的なものであるのかもしれません。

 胎内にいるときからの母子のつながり、誕生、授乳、・・・と、生後1年間ばかりは生物的にも母親と子どもの関係には父親には代われないものがあります。それはそれで、あるべき自然な姿であるから良いのです。それぞれの生物的役割としてもっとも好ましい形です。

大切なのはその後の成長過程における家族の関係です。母親との関係は本能的、いわば生得的なものですが、父親との関係は誕生後から形成される後天的なものです。しかも、昼間仕事で外に出ている父親は、子どもの目には、その時間内は空白です。多くの場合、子どもと父親が触れ合う時間は限られています。

そこで子どもと父親をつなぐ唯一のルートは、母親の父親に対する思いです。

朝、「言ってらっしゃい」「気をつけてね」「忘れ物はない?」と気遣って、心をこめて送る。
昼間は、「ぱぱ、お仕事ね」「パパも、もうお昼ごはんかな?」と子どもに話しかけ、お父さんのようすを心にかける。
夜は、「お帰りなさい」「お仕事、ご苦労さま」とねぎらう。

これらすべてを逐一言葉にしなくても、日々の繰り返しの中でこの思いはお子さんに伝わります。そして、家にいないときのお父さん像が子どもの中に形成されます。

しかしこの思いがないと、家の中にいない時のお父さんは、子どもにとっては空白になってしまうのです。

この母親の父親の思いは、父親から母親への思いにも変換され、家庭の幸せにもつながります。
子どもには、見えないものを推測し知る力と人を尊重する心が育ちます。

造形リトミック研究所
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