1051.Elephas ホリデーブログ ~心から、挨拶 ~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
幼児期、「ごあいさつは?」と親御さんに促されて仕方なく挨拶してきたある生徒さん。
それが習慣化し、いつ頃からか促されなくても挨拶するようにはなりました。
しかし、その後も形式的な挨拶(ちゃんと言ったよ、的な)の時期がずぅーっと長く続いていました(・・・そんな生徒さんが少なくありませんが)。
「さようなら」の「さ」を言う時はこちらに顔を向けていても、「よ」を言うころからは少しずつ顔は帰る方向へと向きはじめ、最後の「ら」を言う頃にはもう完全に顔は進行方向に向いて、いつも風のように去っていきます。その一連の動きはとても素早いのです。
でも最近は、少しずつ挨拶らしくはなってきていたと思っていたところです。
他にも、いろいろな変化が現れてきていました。授業の終わりにちょっとした世間話があったり、それまでは聞かれてもぽつんと単語のみで答えていたのが、説明的になってきたり、相手に関心を示したり・・・。
そんな感触を得ていたある日、つい先日ですが、授業の終わり際に「ありがとうございました」と、気持のこもった挨拶が返ってきたのです。びっくりしました!例の形式的な挨拶ではなく、気持ちがピッとこちらに伝わりました。
10年来の指導、講師として、それは嬉しかったですね。
気持ちも育つ。高校生になって友達との関係も話の端々で感じられるようにはなっていたのですが、人との関係の心地よさ、話そうという気持ち、相手との気持ちの交流といった面が育ってきています。
サービス業を目指すこの生徒さん、良い兆しが見えてきました。
発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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